奈良県の痴漢事件 心神喪失での無罪を目指す弁護士

2016-02-01

奈良県の痴漢事件 心神喪失での無罪を目指す弁護士

奈良県生駒市在住のAさんは、生駒市内のショッピングセンター内ですれ違った女性の臀部等を触ってしまいました。
現場を目撃した店員が警察に通報し、Aさんは奈良県警生駒警察署の警察官に痴漢の容疑で逮捕されてしまいました。
Aさんは統合失調症を患っているようです。
そこで、Aさんの弁護を引き受けた弁護士心神喪失を理由にAさんの無罪を主張することにしました。
(フィクションです)

~心神喪失と無罪~

心神喪失という言葉は報道等で聞いたことがある方も多いと思います。
精神障害のために、自分の行動の善悪を判断したり、判断に従って行動する能力が欠けている場合のことです。
犯罪行為をしたことが明らかであっても、心神喪失であれば処罰されないことになります。
詳しくは裁判所HPの「裁判手続 刑事事件Q&A」も参照してみてください。

さて、今回Aさんは統合失調症を患っています。
そこで、心神喪失を主張することによって無罪を勝ち取ることができる可能性があります。
ただ、簡単な話でもありません。

今回の事例と同じような事件で、大阪地裁平成23年7月20日判決は心神喪失による無罪主張を認めず、罰金50万円を言い渡しました。
・統合失調症に罹患していることは認められる
・しかし、欲求を適度に統制し、周囲に応じた限度で目的と遂げている
ということから、自分で判断して行動する能力があったと判断しています。

このように、統合失調症等の精神障害を抱えていたとしても、それだけで無罪になるとは限らないのです。
適切で効果的な主張をしなければならないということです。

あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所です。
心神喪失の事実を争う事件も含め刑事事件全般について多くの経験があります。
無罪を目指す場合も、適切で効果的な主張をすることが可能です。
無料相談とともに、初回接見サービスもございますので、まずはお電話ください。
(奈良県警生駒警察署 初回接見費用:3万8200円)

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