埼玉県さいたま市の強制わいせつ容疑で逮捕 示談交渉する弁護士

2017-11-16

埼玉県さいたま市の強制わいせつ容疑で逮捕 示談交渉する弁護士

埼玉県さいたま市でAは、勤務する会社の更衣室で「俺に逆らうと昇進できないぞ」と脅し、部下の女性の胸を服の上から触ったとして、埼玉県警浦和東警察署の警察官に強制わいせつ容疑で逮捕されました。
(フィクションです。)

女性の胸を触ると成立しうる犯罪としては、条例違反痴漢)か強制わいせつとなります。
ただ、条例違反(痴漢)の場合は公共の場所で被害者を羞恥させる行為を処罰対象としているので、今回の会社の更衣室は公共の場所とは言えないので、条例違反(痴漢)は成立しないでしょう。

強制わいせつ罪は、刑法第176条で「13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。」と定められています。
強制わいせつ罪における「暴行又は脅迫」は、相手方の反抗を著しく困難にする程度のもので足りるとされます。
Aは上司の立場を利用し、脅し文句で部下の女性が逆らえない状態にしているので、「脅迫」に当たるといえるでしょう。

「わいせつな行為」とは、被害者の性的羞恥心を害する行為であれば足りると解されています。
相手が嫌がっているにもかかわらず、服を脱がせたり、キスをしたり、身体を触る行為は全て「わいせつ行為」に当たります。
そうすると、Aが部下の女性の胸を服の上から触った行為も「わいせつ行為」に当たるでしょう。
また「強制」という文言から分かる通り、わいせつ行為に対して被害者女性の同意がないことも要件となりますが、部下の女性の同意はなかったといえるでしょう。

以上を踏まえると、Aには強制わいせつ罪が成立するだろうと考えられます。
事件にもよりますが、強制わいせつ事件の場合、示談をすることで、不起訴となる可能性が高まりますし、捜査は打ち切られ、不起訴となれば釈放されることとなります。

このように、示談を行うことは、Aにとって非常に大きなメリットがあります。
示談交渉は、通常弁護士を通して行われるので、被害者の方との示談を望む場合、早期に弁護士に付いてもらうことをオススメします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所であり、法律知識に熟知し示談交渉に長けた弁護士が多数揃っております。
強制わいせつ罪逮捕され示談を望んでいらっしゃる方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(埼玉県警浦和東警察署への初回接見サービス費用:37,700円)

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