【痴漢】報道は回避できる? 

2020-04-08

痴漢で逮捕された場合、報道を回避できるかについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

~事例~

東京都あきる野市に住むAさん(54歳)は、ある会社の会社役員です。Aさんは、ある日、電車内で痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反警視庁五日市警察署に逮捕され、その後勾留されました。Aさんには、5年前、別の会社員だった頃に痴漢をした前科があります。AさんとAさんの家族は、痴漢の報道を回避し、刑事処分としては示談して不起訴で終わらせたいと考えています。
(フィクションです)

~痴漢は迷惑行為防止条例違反~

痴漢は各都道府県の迷惑行為防止条例で規制されています。

たとえば、東京都の条例では、

条例5条1項 何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行
為であつて、次に掲げるものをしてはならない。
(1) 公共の場所又は公共の乗物において、衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人
の身体に触れること。

と規定されています。

これからすると、
①公共の場所又は公共の乗物において
②他人に身体に触れ、又は衣服その他の身に着ける物(以下この条において「衣服等」という。)の上から触れること

が痴漢ということになります。
罰則は通常痴漢が「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」、常習性痴漢2年以下の懲役又は100万円以下の罰金」です。

~報道が回避できるかはあなたしだい?~

逮捕された場合、報道されるかどうかは警察、報道機関の判断しだいということになります。
そして、警察が報道機関に情報を提供する、報道機関が報道するか否かは、あなたの社会的地位、職業のほか事件の規模、社会的耳目の高さなどを総合的に判断して決められます。したがって、一様に、この場合は報道されない、この場合は報道されるという明確な基準というものはありません。
もっとも、報道を阻止できる手立てがないかといえばそうではありません。報道機関や警察に事情を説明して報道や情報提供を控えるよう働きかけることは可能です。また、同時に釈放に向けた弁護活動も始める必要があります。身柄拘束期間が長引けば長引くほど、会社に知られてしまうリスクは大きくなるからです。これらの活動はスピードが命ですから、逮捕されたとの通知を受けた場合は即座に弁護士に依頼することが必要です。

~示談から不起訴・釈放へ~

Aさんの場合、約5年前に同じ痴漢の前科があるということですから、基本的には不起訴処分を獲得することは難しいかもしれません。しかし、被害者が積極的にAさんの処罰を求めていないなど、示談の内容や被害者の処罰感情によっては不起訴となることも十分に考えられますから、諦めずに示談交渉を行っていくことが必要です。検察官が事件を不起訴とすると判断した場合は、それ以上Aさんの身柄を拘束する必要はありませんから、その時点で釈放される可能性が高いです。示談は、早期に釈放されるという効果もあるのです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の法律事務所です。痴漢で逮捕されたことを会社が学校に秘密にしたい、事件を不起訴で終わらせたいなどとお考えの方、突然の逮捕通知を受けお困りの方は0120-631-881までご連絡ください。24時間、初回接見サービス、無料法律相談を受け付けております。

Copyright(c) 2018 弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 All Rights Reserved.