【吉祥寺の冤罪事件で逮捕】痴漢事件のDNA鑑定を弁護士に相談

2017-12-02

【吉祥寺の冤罪事件で逮捕】痴漢事件のDNA鑑定を弁護士に相談

東京都吉祥寺に住む会社員Aは、通勤の際に吉祥寺駅から電車を利用していましたが、前に立っていた女性から痴漢の容疑をかけられてしまいました。
Aは、駅員の通報によって駆け付けた警視庁武蔵野警察署の警察官によって、痴漢に身に覚えがないにもかかわらず逮捕されてしまいました。
(この話は、フィクションです。)

~痴漢事件とDNA鑑定~

冤罪となった痴漢事件の多くは、満員電車内で発生したもので、誰もが痴漢冤罪事件に巻き込まれる可能性があります。

痴漢事件では、被害者の供述が非常に有利な証拠として扱われます。
多くの痴漢事件では、防犯カメラなどの客観的な証拠が存在しないため、このように被害者の供述が重要視されるのです。
防犯カメラ以外の客観的証拠としては、「着衣のDNA鑑定」や「繊維鑑定」などによる鑑定結果が挙げられます。

「着衣のDNA鑑定」とは、被害者女性が被疑者に触られた部分の着衣に、被疑者のDNA型が付着しているかどうかを調べることです。
この検査によって、被疑者のDNA型が被害者の着衣から検出された場合は、被疑者がその部分について触れたことが強く推測されてしまいます。
問題は、スカートの表面などから被疑者のDNA型が検出された場合です。
満員電車内で何かの拍子に、手が被害者の衣服に軽くあたってしまうことも考えられます。
このような場合に、DNA鑑定が被疑者にとって不利に働く場合もあります。

では、検出されなかった場合にはどうなるかというと、痴漢をしていないことの確定的な証拠として扱われる可能性は低いと考えられます。
つまり、検出されなかった場合は、「DNAが被害者の着衣に残らなかっただけで、触ったのか否かは分からない」と判断される可能性が高いということです。

「着衣のDNA鑑定」等は、被害者の主観が重要視される痴漢事件においては、数少ない客観的証拠を得るために有効な手段と言えます。
しかし、これらの鑑定結果だけで被疑者に有利に働くわけではありません。
被害者の供述における矛盾や被疑者の供述の信用性などを総合的に判断することになります。
そのため、痴漢事件において無罪を主張するためには、終始適切な供述をする必要があります。
ここで誤った供述をしてしまうと冤罪の危険性が高まってしまいます。
そこで、痴漢事件で無罪を主張する際は、早期に痴漢事件の弁護経験が豊富な弁護士に相談することを強くお勧めいたします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に扱っていますので、所属弁護士も多くの痴漢事件の弁護経験を有しています。
痴漢事件に関することで何かお困りのことがございましたら、お気軽に弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
警視庁武蔵野警察署までの初回接見費用:36,000円

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