大阪市北区の痴漢で逮捕 欠格事由(資格制限)の回避には弁護士
大阪市北区の痴漢で逮捕 欠格事由(資格制限)の回避には弁護士
20代の大学生のAさんは、薬剤師を目指す学生です。
ある日Aさんは、学校の勉強や実習などのストレスから、大阪市北区を走行中の電車内において、女性の衣服の上から臀部に触れるなどの痴漢行為をはたらいてしまいました。
被害女性の訴えにより、Aさんは大阪府警察大淀警察署の警察官に痴漢の容疑で逮捕されてしまいました。
警察での取調べの後、釈放されたAさんは、「今回のことが大事になってしまうと、薬剤師の資格が取得できなくなるのではないか」と不安になったため、刑事事件に強い法律事務所に相談にいくことにしました。
(フィクションです。)
~薬剤師の欠格事由~
薬剤師の刑事事件に関わる欠格事由は、薬剤師法第5条により
(相対的欠格事由)
第五条 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。
三 罰金以上の刑に処せられた者
と定められています。
事例のAさんが起こしたような痴漢行為は、多くの場合「各都道府県の迷惑防止条例違反」に当たります。
痴漢で迷惑防止条例違反に該当する場合の法定刑は、各都道府県によって差異はありますが、「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」となっていることが多いです。
過去の量刑をみてみると、起訴された場合初犯の方であっても、「罰金20~40万円」となってしまうことが多いようです。
Aさんが罰金刑に処せられた場合は、薬剤師の国家試験の受験が可能であっても、合格後に薬剤師法第5条3号の欠格事由に該当するとして薬剤師免許が交付されないおそれが出てきます。
Aさんが薬剤師免許を交付してもらえるようにするためには、不起訴処分獲得を目指していく必要があるのです。
不起訴処分を獲得するためには、「被害者感情」が大きく影響してきます。
被害者感情を和らげるためには、弁護士に依頼して被害者との示談等に動いてもらうことが考えられます。
痴漢事件で欠格事由(資格制限)などでお悩みの方は、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(大阪府警察大淀警察署への初見接見費用:34,700円)