【事例解説】少年による不同意わいせつ事件(後編)
2025-03-08
前回に引き続き、少年による不同意わいせつ事件を弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。
事例
Aくん(16歳)は、同級生の女子生徒Vさん自宅に誘い、テレビゲーム等をして遊んでいましたが、劣情を抱いたAくんは、Vさんをソファーに押し倒し、陰部を直接弄ぶなどし、わいせつな行為を行いました。
後日、Aくんの自宅に警察官が現れ、「先日のAくんの自宅で起きたことについて聞きたいことがある。」と言われました。
(事例はフィクションです。)
警察の捜査が始まればAくんはどうなるのでしょうか。
最終的に、事件が家庭裁判所に送致され、審判を受けることになる可能性が高いと思われます。
審判では、Aくんに認められる犯罪傾向、家庭環境を考慮し、少年院送致、保護観察処分などの処分が言い渡されます。
少年院送致を言い渡されると、施設に収容され、特別の場合以外は外出できませんので、Aくんやその家族にとっても、負担の重い処分となります。
Aくんの学業、進路に対しても、悪影響をもたらす可能性が懸念されます。
在宅で改善更正を図る保護観察処分ですめば、Aくんの将来への悪影響が最小限で済みます。
そのためには、事例の事件について、Aくんに真摯な反省を促し、性に対する認識を改めさせることと同時に、Aくんの交友関係、家庭環境を見直す必要があります。
弁護士の助言を受けながら、環境調整を行っていきましょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする法律事務所です。
ご家族が不同意わいせつ事件を起こした等でお困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
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