京都の痴漢事件で逮捕 嘘の自白を防ぐ刑事専門弁護士
京都の痴漢事件で逮捕 嘘の自白を防ぐ刑事専門弁護士
京都府城陽市に住む会社員A(48歳)は、通勤途中の普通列車内において、目の前の女性V(21歳)に急に腕を掴まれて、一緒に降りてくださいと言われました。
Aさんは「痴漢に間違えられているのではないか」と思いましたが、後で説明すれば足りるだろうと思っていました。
その後、Vや駅員、Vが呼んだ京都府警城陽警察署の警察官と話しましたが、そのままAは痴漢の容疑者として逮捕されてしまいました。
逮捕容疑は、女性Vに対して、Vの右乳房及び臀部を着衣の上から左手で触ったというものでした。
Aは身に覚えがなかったため、ずっと否認をし続けていましたが、
「早く認めなければ、警察としても身柄を解放してあげることができない。」「会社を休み続けるのも分が悪いのではないのか?」
等と言われたため、一刻も早くこの状況から抜け出したい一心で「私がやりました」と述べてしまいました。
身柄が解放されたAは、後に冤罪になってしまうことを恐れて、痴漢事件に強い弁護士事務所の弁護士に相談へ行きました。
(フィクションです)
【自白】
上記のように痴漢行為を行っていないにもかかわらず疑いをかけられた場合、きちんと説明すれば疑いが晴れるだろうと駅員室や警察署へ同行する人も少なくないことでしょう。
そして、警察の取調べでも、否認を続けていれば信じてもらえるだろうし、「自分がやりました」等の嘘の自白をすることは決してないと皆さん思っていると思います。
しかし、テレビ報道等を見ていると、警察による取調べにおいて、嘘の自白をしてしてしまったということが一定程度起こってしまっているのも現実です。
では、なぜ、やってもいないのに「自分がやりました」等の虚偽の自白をしてしまうのでしょうか。
【嘘の自白の理由】
その理由は、多数考えられますが、そのうちいくつか紹介したいと思います。
①早く身体拘束から解放されたい
逮捕されると身体拘束がなされるため、当然、その間は外へ出ることはできません。
今まで通りの日常生活は過ごせないことになります。
上述の例のAさんのように、会社員であれば、会社の出勤状況が気になり、「欠勤が続けば会社をクビになるかもしれない」と不安を感じるでしょう。
そのような不安・焦りから、なんでもいいから早く解放されたいと、つい虚偽の自白をしてしまうのです。
②自分の記憶に自信がなくなる
被疑者は取調べに疲れてくると、自分の記憶を疑い始めます。
「これだけ捜査機関に「証拠がある」「目撃者がいる」といわれているということは、自分の記憶は間違っているのか。もしかしたら手が当たってしまっていたのかもしれない」と。
これに対し、捜査官は、被疑者は犯行時に「一時的な無意識状態」だった、「夢遊状態」だったなどと言うことで、被疑者を納得させようとします。
そして虚偽の自白をしてしまうことになるのです。
虚偽の自白を一度してしまえば、それを覆すのは大変困難です。
このような状況に陥るのを防ぐためには、取調べの期間にいつでも相談できる弁護士に依頼する必要があります。
弁護士に依頼することで、不安な気持ちや自暴自棄になって嘘の自白をしてしまうことがないような取調べのアドバイスを聞くことができます。
京都の痴漢事件で逮捕され、自白をしてしまってお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士へご相談ください。
(京都府警城陽警察署 初回接見費用:4万1900円)