兵庫県の痴漢事件で刑事裁判 法律相談したい弁護士

2016-08-11

兵庫県の痴漢事件で刑事裁判 法律相談したい弁護士

今回は、東京の痴漢事件無罪判決が下された刑事裁判をご紹介したいと思います。
痴漢事件でお困りの方に少しでも役立つことを願っています。
今回ご紹介する裁判例は、平成27年11月26日東京高等裁判所判決です。
事件の概要は、以下の通りです。

・被告人は朝の通学電車内で、高校生Vのスカートをまくり上げお尻をさわったとして迷惑防止条例違反の罪に問われた。
・被告人は電車に乗るとアイポッドでゲームにアクセスしていた。
・被告人は駅員に引き渡され、警察で手を洗ってない手から粘着シートで繊維片の採集を行ったがVの繊維は見つからなかった。
・被害者がスクールバッグを背負っており、Aとの距離や身長差から痴漢行為を行うことが困難な状況であった。
・被告人は警察官から,否認をして反省していないと罪が重くなると言われ,反省しているふりをしようと考えた。
・被告人は追い詰められた気分になり、「被害者の言うとおりです。そのとおりです。」と答えた。

物的証拠がないのにもかかわらず、被害者の供述とAの痴漢行為を認める発言で、第一審で被告人は有罪となってしまいました。
しかし、犯行の態様や位置関係などから被告人を犯人であるとすることは、不自然・不合理な点があるとして第二審では、無罪判決が下されました。
判決が覆った要因は、被害者の供述の変遷にあったと考えられます。
被害者は、当初、犯人の手をつかみその手を離さないまま顔を確認したと供述していたのに対し、時間が経つにつれ『振り向く途中で手を抜かれた』『振り向いた時には手を抜かれていた』と供述が変わっていきました。
供述がコロコロ変わっていった場合、その供述の信用性は、次第に低下していくものと考えられます。

痴漢事件刑事裁判では、第一審判決が控訴審で覆るということもたびたび起こっています。
いかなる証拠を使っていかに真実を明らかにするかが大切です。
この点は、弁護士の腕の見せどころでもあります。
諦めてしまう前に、一度でも新しい弁護士法律相談してみるといいでしょう。
あいち刑事事件総合法律事務所では、無料の法律相談弁護士に相談することができます。
(兵庫県警東灘警察署の初回接見費用:3万5200円)

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