兵庫県伊丹市内の痴漢事件で逮捕 自首に同行する弁護士
兵庫県伊丹市内の痴漢事件で逮捕 自首に同行する弁護士
兵庫県伊丹市内に住む会社員Aは、通勤途中に女子高生などの臀部を触ってしまうという痴漢行為を繰り返していました。
しかし、ある日、Aは、自分のした行為の愚かさを感じ、罪悪感にさいなまれました。
そこで、兵庫県警伊丹警察署に逮捕されたり、捜査される前に、痴漢行為をしたとして自首しようと考えています。
ただ、一人で自首するのは勇気がなく、弁護士に相談することにしました。
(フィクションです)
【痴漢行為】
痴漢行為をした場合、各都道府県の条例違反となる可能性があります。
上記のように兵庫県内の痴漢事件であれば、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反となり、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
また、上記Aは、常習的に痴漢を行っていたため、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金というさらに重く処罰される可能性もあります。
また、痴漢行為の態様(例えば、衣服の中に手を入れ陰部や乳房等をもてあそぶ行為)によっては、強制わいせつ罪が成立する可能性もあります。
こちらの法定刑は、6月以上10年以下の懲役となっており、さらに重いものとなっています。
【痴漢と自首】
罪悪感に駆られて、自首をしようと考える方も弊所には相談へ来られます。
自首が成立した場合、上記痴漢行為のような犯罪行為を行っていても、刑が減軽されることがあります(刑法42条)。
もっとも、法律上の自首が成立するためには、「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首」(刑法42条)することが必要となってきます。
ですから、指名手配で逮捕されることから逃げ回っていた被疑者が、警察署に自ら出向いたとしても、刑法上の「自首」には当たりません。
一般的に使われている「自首」とは少し意味合いが違うので、注意する必要があります。
ただ、自首をすれば、その事実を好意的に考えてくれる(処分に何らかの影響を与える)検察官や裁判官もいます。
ですから、自首しようか迷っている場合には、一度、弁護士に相談してみることがよいといえます。
兵庫県伊丹市の痴漢事件で逮捕される前に、自首を考えている方は、一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(兵庫県伊丹警察署 初回接見費用:3万8300円)