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痴漢の勾留阻止

2021-10-15

痴漢の勾留阻止について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

名古屋市内在住のAさんは、地下鉄桜通線の乗車中に隣に座っていたVさんの太ももを触ってしまいました。Vさんはすぐに乗務員に助けを求め、乗務員が通報しました。Aさんは降車駅で警察官に痴漢の容疑で逮捕されてしまいました。Aさんは家族と一緒におり、家族が痴漢事件に強い弁護士にすぐに電話をしました。
(フィクションです)

~痴漢の勾留の阻止~

勾留とは、逮捕に引き続いて行われる身柄拘束です。逮捕後、勾留の理由と必要性があると判断されれば勾留されてしまうことになります。
勾留期間はまずは10日間、さらに延長が可能で最大で20日間の長期間にわたる拘束になってしまいます。しかし、勾留は弁護活動により阻止することができます。
釈放がない限り、逮捕後448時間以内に警察から検察に送られ、検察は24時間以内に勾留するかどうかの判断をします。そして、勾留の理由と必要背がある判断されれば、裁判官に勾留請求することになります。弁護士としては、この勾留請求の段階で「勾留の理由と必要性はない」と主張することになります。

そして、この対応がべきるのは私選弁護人で、弁護士に勾留阻止をしてもらうには私選弁護人を選任して弁護活動を行ってもらうほかありません。
なぜなら、国選弁護人は裁判官の勾留決定が出た後でなければ選任されないからです。
勾留前に弁護士が行うことは、まずは早期釈放に向け意見書を提出するなどして捜査機関や裁判官に働きかけることです。
この働きかけがあるのとないのとでは、捜査機関、裁判官に与えるインパクトは大きく異なります。

私選弁護人を選任するまでの流れは、まず、弊所と初回接見(弁護士と1回限りの接見)のご契約をしていただきます。
そして、弁護士から接見後に報告を受けた上で、弊所と弁護活動のための委任契約を締結していただくかどうかご判断いただきます。
委任契約を締結後は、すみやかに弁護士が釈放に向けての弁護活動を始めます。

しかし、勾留阻止には1つ大きな壁があります。それは、時間制限です。上記のように、逮捕から勾留請求までは最大で72時間しかありません。この72時間以内に痴漢事件の内容を精査し、勾留の理由と必要性がないことを主張していくことになります。逮捕の知らせを受けてからいかに迅速に初動を行うか、そこがキーポイントになってくるのです。

そこで、家族や友人が逮捕されてしまった場合には、すぐに弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご連絡ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、痴漢をはじめとする刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は,まずは0120-631-881までお気軽にお電話ください。無料法律相談,初回接見サービスを24時間体制で受け付けております。無料相談や初回接見後のご報告では、事件の見通しや、刑事手続の説明の他、弁護士費用などについてご納得いただけるまでご説明させていただきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。

福岡県内における痴漢事件の身柄解放活動

2021-10-08

 

今回は、福岡県内を走る旅客バス車内において、痴漢をした疑いで逮捕されてしまった場合の身柄解放活動につき、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

~ケース~
Aさんは通勤のため、福岡県内を走る旅客バスに乗車していた際、目の前に居た女性Vに
劣情を催し、その臀部を触るなどの痴漢行為を行ってしまいました。
前記行為はVに気付かれ、「次のバス停で降りましょう」と促されたのち、腕を掴まれたままVと共にバスを降車しました。
Vは警察を呼び、Aさんは駆け付けた警察官によって●署に連れて行かれ、取調べを受けました。
その後、Aさんは福岡県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されてしまいました。(フィクションです)

~福岡県での痴漢事件~

福岡県内を走る旅客バス車内において、ケースの様な痴漢事件を起こしてしまった場合、福岡県迷惑行為防止条例違反の罪が成立する可能性が高いでしょう。

※福岡県迷惑行為防止条例
(卑わいな行為等の禁止)
第六条 何人も、公共の場所又は公共の乗物において、正当な理由がないのに、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で次に掲げる行為をしてはならない。
一 他人の身体に直接触れ、又は衣服その他の身に着ける物(以下この条において「衣服等」という。)の上から触れること。

~逮捕後はどうなる?~

逮捕された場合は、犯罪事実の要旨について説明を受け、弁解を録取された後、取調べを受けることになります。
留置の必要が認められると、逮捕時から48時間以内に身柄が検察へ送致されます。

送致後は、検察官の取調べを受けます。
検察官は、身柄を受け取ったときから24時間以内、かつ、逮捕時から72時間以内に、Aさんの勾留を請求するか、釈放して在宅捜査に移行するか、あるいは起訴するかを判断します。

勾留を請求されると、裁判官が勾留の可否を判断します。
勾留決定が出されると、10日間の身体拘束を受けます。
やむを得ない事由があると認められると、最長10日間、勾留が延長されます。

身体拘束を受けたまま捜査が続いた場合には、勾留の満期日までに、検察官が起訴・不起訴の別を判断します。
すでに在宅捜査に移行している場合であっても、起訴・不起訴の別が判断されますが、事件が検察へ送致されてから決定がなされるまでに数か月要する場合もあります。

~早期の身柄解放活動に着手~

上記の通り、逮捕・勾留されてしまうと、捜査段階において最長23日間の身体拘束を受けることになります。
その間、勤務先に出勤することはできないので、無断欠勤が続いてしまうと、クビになってしまうおそれもあります。
そのため、一刻も早く外に出られる弁護活動が必要となります。

(身柄解放活動の種類)
・「準抗告」
勾留決定の取消し、または変更を求める手続です。
準抗告が認容されれば釈放されるので、今までの生活に戻ることができます。

・「勾留取消請求」
「勾留の理由又は勾留の必要がなくなつたとき」は、勾留の取消しを請求することができます。
「準抗告」と「勾留取消請求」のいずれが効果的かは、弁護士の助言を受ける必要があるでしょう。

・「勾留理由開示請求」
裁判官に、なぜ被疑者を勾留したのかを明らかにさせる手続です。
この手続自体に、身柄解放の実現に向けた直接的な効果があるわけではありませんが、公開の法廷で意見を裁判官に伝えることにより、勾留の可否を再考させることができるかもしれません。
ただし、公開の法廷で行われるため、自身が勾留されている被疑者であることが公に知られてしまうおそれがあります。
勾留理由開示請求を行うかどうかは弁護士とよく相談しましょう。

・「保釈」
起訴された後は、保釈を請求することができます。
保釈許可決定が出されれば、外に出ることができます。
ただし、被疑者の段階においては保釈を請求することはできません。

また、ケースの事件が初犯であれば、略式手続(書面だけで簡易な裁判を行う手続)によって事件が終了する可能性もあります。
この場合は、Aさんに略式命令謄本が交付されることにより釈放されるので、保釈請求を行う必要はありません。
ケースにおいて保釈請求を行うとすれば、全面的に公訴事実を争うなどの理由で略式手続を拒否し、正式裁判が長引くことが見込まれる場合などに限られてくるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする法律事務所です。
ご家族が痴漢の疑いで逮捕されてしまい、お困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

痴漢で前科回避なら

2021-10-01

痴漢と前科回避について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

大阪府内の企業で働いているAさんは、電車内でVさんのお尻をスカートの上から数分間に渡って触る痴漢行為を行いました。すると、Aさんは電車を降りる際Vさんに手を捕まれ、駅員室に連れていかれました。その後、Aさんは警察署に連行され、そのまま逮捕されました。Aさんの奥さんは、前科がついたらAさんは懲戒解雇になるのではないかと不安になり、痴漢に詳しい弁護士に相談をした。
(このストーリーはフィクションです)

~前科を避けるためには~

前科を回避するには検察官の起訴を回避することが現実的な方法です。そもそも前科は刑事裁判で有罪判決の言渡しを受け、その裁判が確定した後につくものです。
したがって、検察官の起訴を回避する、すなわち、不起訴処分を獲得することができればそもそも刑事裁判を受ける必要はなく、裁判で有罪の判決を受けるおそれもなく、前科が付くおそれもないというわけです。
不起訴処分を獲得するには、まずは被害者に精神誠意謝罪し、被害弁償、示談に向けた話し合いを進めていく必要があります。そして、被害者に被害弁償するなどして示談を成立させることができればあなたにとって有利な情状として考慮され、不起訴処分を獲得できる可能性が高くなるでしょう。
もちろん事件の当事者間でも被害弁償、示談交渉をすることはできます。
しかし、事件当事者というだけあって、感情のもつれなどから被害弁償、示談交渉がなかなかうまく進まない場合もございます。
そんなときは弁護士が力になれます。
示談交渉に関する経験、知識が豊富な弁護士であれば、適切な内容・形式で示談を成立させることができます。

~示談交渉を弁護士に依頼するメリット~

まず、被害者との連絡、コンタクトが可能となる点です。
示談交渉を始めるにしても、被害者側の連絡先を入手したり、被害者側とコンタクトを取れなければ示談交渉を始めることすらできません。しかし、常識的に、加害者自身がこれらのことをするのは不可能です。この点、弁護士であれば、警察などから被害者側の連絡先を教えてもらったり、被害者とコンタクトを取ることが可能です。
二つ目に説得力のある交渉が期待できます。稀に、被害者側から法外な示談金を要求されることがあります。その場合、加害者自身が直接交渉しても、かえって被害者の気持ちを害するだけです。この点、弁護士であれば、これまでの経験から、いかなる事案で、いかなる示談金が適当かある程度の知識を得ています。また、あまりにも要求が執拗であればむしろ毅然とした態度を取る必要がある場合もあり、その点、経験のある弁護士であれば毅然とした態度で示談交渉することが可能です。
三つ目にトラブルを避けることができます。示談に関するトラブルを避けるには、適切な内容の示談書を作成しなければなりません。この点、弁護士であれば、交渉の上で適切な内容の示談書を作成することが可能です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件で逮捕されるなどしてお困りの方は、まずはお気軽に、0120-631-881までお電話ください。専門のスタッフが24時間体制で、初回接見、無料法律相談の予約を受け付けております。

痴漢と逮捕後の流れ

2021-09-24

痴漢と逮捕後の流れについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

仙台市内に住む主婦Aさんのもとに警察官から「旦那さんを痴漢で逮捕しました。」と電話がかかってきました。Aさんの夫は、痴漢を目撃した男性に駅構内で取り押さえられ、その後、身柄を警察官に引き渡されたようです。Aさんは早期の釈放を願い、痴漢事件・刑事事件に強い弁護士に接見を依頼しました。

~痴漢事件の強制わいせつ罪の刑罰~

痴漢事件を起こした場合には、痴漢行為の犯行態様に応じて、「強制わいせつ罪」または「各都道府県の迷惑防止条例違反」に問われる可能性が考えられます。

・刑法 176条(強制わいせつ)
「十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。」

刑法の強制わいせつ罪は、「暴行又は脅迫を用いて」痴漢行為をした場合に、成立する犯罪です。
強制わいせつ罪の「暴行又は脅迫」とは、「被害者の反抗を著しく困難にする程度のもの」をいいます。
強制わいせつ罪の法定刑は「6月以上10年以下の懲役」とされており、罰金刑は規定されていないため、起訴された場合には法廷で裁判が開かれることになります。

起訴前の弁護活動は、弁護士が被害者側との示談交渉を行うことで、不起訴処分の獲得を目指すことが、重要となります。
強制わいせつ罪の起訴後は、執行猶予付きの判決を目指して、裁判で弁護士が積極的な主張立証活動を行っていくことになります。

~逮捕後の流れ~

Aさんは痴漢の逮捕後は、「警察→検察→裁判所」での手続を踏むことが予定されます。ただし、「警察」、「検察」、「裁判所」の段階で釈放との判断がなされることがあります。仮に、「裁判所」でも釈放と判断されない場合は、勾留されたことになるでしょう。勾留期間は、検察官の勾留請求があってから10日間、その後は「やむを得ない事由」がある場合に限り、最大10日間の勾留延長が認められています。このように、勾留されてしまうと、比較的長期間の身柄拘束を受け、その期間が長引けば長引くほど、日常生活へ与える影響は大きくなります。したがって、早めの早めに釈放に向けた弁護活動を開始することが望まれます。

釈放に向けた弁護活動(起訴前)には、①検察官に送致前、②検察官の勾留請求前、③勾留後の3段階があります。①、②の段階では、警察や検察官、裁判官に対し意見書などを提出するなどして身柄を拘束しないよう働きかけます。また、③の段階では、法律上の不服申し立ての手段を用いたり、不起訴処分を求める意見書を提出するなどして、満期(勾留請求から10日後)前の身柄解放、勾留延長期間の短縮などにも努めます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所仙台支部は、痴漢をはじめとする刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、まずは0120-631-881までお気軽にお電話ください。無料法律相談、初回接見サービスを24時間体制で受け付けております。無料相談や初回接見後のご報告では、事件の見通しや、刑事手続の説明の他、弁護士費用などについてご納得いただけるまでご説明させていただきます。

痴漢と初回接見

2021-09-17

痴漢と初回接見について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

福岡県柳川市内の高校に通うA君(16歳)は、勉強や部活動、学校内での人間関係から来るストレスから、通学途中の西鉄久留米駅から西鉄柳川駅に向かう特急電車内で、前に立っていた同じ女子高生Vさんの太ももを直接触るなどの痴漢行為をしたとして、福岡県柳川警察署の警察官に福岡県迷惑行為防止条例違反で逮捕されてしまいました。逮捕の連絡を受けたA君の母親は、今後どうしていいのか分からず、少年事件の経験が豊富な弁護士にA君との面会(初回接見)を依頼しました。
(フィクションです。)

~初回接見とは~

初回接見とは、一般的には、弁護士が身柄を拘束された方と初めて対面して行う接見(面会)のことをいいます。
弁護士は、いつでも身柄拘束された方と接見することができます。
逮捕された、勾留された、家裁送致された、少年鑑別所に収容された、少年院に収容された、などどんな段階でも接見することができます。

接見は少年事件において接見は重要です。
少年の場合、精神的に未熟であるがゆえに、身柄を拘束されると成人以上に落胆の度合いが大きく、将来について悲観的になりがちです。そのため、ときに捜査官の取調べにに迎合して虚偽の自白をしたり、自らの意図とは関係のない話をしてしまうおそれがあるからです。

~幣所の初回接見までの流れ~

警察から「お子様を逮捕した」、との連絡が入り、弁護士とお子様との接見を希望される場合は、まず幣所のフリーダイヤル

0120-631-881

までお電話していただく必要があります。24時間、専門の事務員が電話を受け付けております(いつ逮捕されるか分かりません)。
接見を希望される場合、事務員が親御様からお聞きした情報を基に、お子様がいずれの留置場に拘束されているのか調べます。その上で、接見にかかる弁護士費用を算出の上、金額などにご納得していただけるのであれば、速やかに弁護士を派遣する手続きを取ります。
(なお、弁護士の都合やお子様の予定(取調べなど)などによってはご希望の日、時間に弁護士を派遣できないこともあります。また、当接見は1回のみで、その後の接見や弁護活動をお希望される場合は、委任契約を結んでいただく必要がございます。)

弁護士が接見した後は、ご依頼者様に接見の報告をいたします。
お子様が疑われている罪の内容、お子様の話、今後の事件の見通しや、取るべき対策などについてアドバイスさせていただきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、まずは、0120-631-881までお気軽にお電話ください。24時間体制で、無料法律相談・初回接見の予約を受け付けております。

痴漢と初回接見

2021-09-10

会社員のAさんは痴漢の疑いで逮捕されてしまいました。逮捕の事実を知ったAさんの妻は弁護士に初回接見を依頼し、接見後、弁護士から逮捕後の流れなどについて説明を受けました。
(フィクションです)

~初回接見とは~

初回接見とは、身柄を拘束された方が弁護士とはじめて行う接見のことをいいます。
なお、初回接見は、痴漢の逮捕直後に限られるものではありません。勾留された後でも、起訴された後でも、とにかく身柄を拘束されている場合に、初めて弁護士と接見することはすべて初回接見です。

初回接見の段階では、弁護士は「弁護人になろうとする者」という立場で接見します。
というのも、この段階では、まだご依頼を受けた方と弁護活動について正式な契約を結んでいないからです。
したがって、初回接見契約は接見後の弁護活動を含みません。
接見後の痴漢の弁護活動を希望される場合は、改めて弁護士と委任契約を交わす必要があります。

もっとも、「弁護人となろうとする者」といっても弁護士であることにかわりはありません。
接見では、事件の詳細や、逮捕された方の認否を警察官の立会なしで聞き取ることができます。
そして聞き取った内容をふまえて弁護士は、今後の刑事手続きや刑事処分の見通しを立てて、逮捕されている方やその家族に伝えます。
その後、ご希望であれば委任契約を結び、早期釈放や示談、痴漢の不起訴獲得に向けて弁護活動を始まます。

では、逮捕後はそのような流れで進んでいくのでしょうか?
逮捕後の流れは以下の通りです。

①逮捕→②警察署の留置施設へ収容→③警察官の弁解録取→④送検→⑤検察官の弁解録取→⑥勾留請求→⑦裁判官の勾留質問→⑧勾留決定

警察官に①逮捕されると、警察署内にある②留置施設(留置場)へ収容されます。
その後、③警察署で弁解録取という手続きを受けます。その上で釈放される場合もありますが、釈放されない場合は、①逮捕から48時間以内に④検察官の元に送致する手続き(送検)を取られます。

検察官の元でも⑤弁解録取の手続きを受けます。その上で釈放される場合もありますが、釈放されない場合は⑥勾留請求されます。勾留請求は、検察官の元に送致される手続きが取られてから24時間以内になされます。

勾留請求されると、今後は、⑦裁判官による勾留質問という手続きを受けます。その上で釈放される場合もありますが、釈放されない場合は⑧勾留決定が出されたと考えていいでしょう。勾留決定が出た場合は「勾留状」という裁判官名義の令状が発布され、勾留状に基づき指定の留置場等へ収容されます。

①から⑧までの手続きに要する時間はおおよそ3日間ですから、早期釈放というのは通常①から⑧までの間で釈放されることをいいます。
警察官、検察官、裁判官の判断で釈放されることもありますが、①から⑧の間で初回接見した上で、弁護人の働きかけがあればより釈放される可能性を高めることができます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、弊所までお気軽にご相談ください。24時間、無料法律相談、初回接見サービスを受け付けております。

 

痴漢と不起訴

2021-09-03

痴漢と不起訴について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

東京都内に住むAさんは、満員電車内で、突然、Vさんから「この人痴漢です」と言われ腕を捕まれました。そして、駆け付けた警察官に逮捕されてしまいました。その後、Aさんは釈放されましたが、今後のことが不安です。Aさんは不起訴獲得のため、弁護士に相談することにしました。
(フィクションです。)

~痴漢と罰則~

痴漢は、各都道府県が定める迷惑行為防止条例(以下、条例)の「卑わいな行為の禁止」の罪に当たります。
条例では、「公共の場所」あるいは「公共の乗物」における「人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさえるような方法」による「他人の身体に触れ、又は衣服の上から触れる」行為を禁止しており、これが一般的にいわれる痴漢行為の規定です。
罰則は、通常痴漢の場合「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」、常習痴漢の場合は「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金」です。
また、痴漢態様によっては条例ではなく、刑法の強制わいせつ罪(刑法176条、6月以上10年以下の懲役)が適用されることもあります。
この場合、条例と異なり懲役刑しかないことに注意が必要です。

~不起訴とは~

Aさんが獲得を目指している不起訴とは、検察官が下す終局処分(その事件について起訴・不起訴を終局的に決める処分)の一種で、その意味は文字通り、起訴されないということです。
不起訴の理由は様々ありますが、実務上は起訴猶予と嫌疑不十分が多いです。
起訴猶予は犯罪の成立が明らかであるものの情状に鑑みて不起訴とするもの、嫌疑不十分は犯罪を立証するに足りるだけの証拠が集まらず不起訴とするものです。
起訴猶予での不起訴処分獲得を目指すのか、嫌疑不十分での不起訴処分獲得を目指すのかは、痴漢に対する認否の状況によります。
つまり、痴漢を認める場合は起訴猶予による不起訴処分獲得を目指しますし、認めない場合は嫌疑不十分による不起訴処分獲得を目指します。

不起訴を獲得できれば、

●刑事裁判にかけられること
●刑罰を受けること
●前科が付くこと

がなくなります。
したがって、裁判所や検察からの呼び出しに応じる負担もなくなります。また、不起訴獲得によって職場の雇用や資格取得の場面でもよい影響が出るでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、弊所までお気軽にご相談ください。24時間、無料法律相談、初回接見サービスを受け付けております。

準強制わいせつ罪と痴漢

2021-08-20

準強制わいせつ罪と痴漢について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

Aさんは夜行バスに乗り、高速道路を走っている際、同じバスに乗っていた女性Vに対して劣情を催し、睡眠中のVに接吻してしまいました。Vは当初Aさんの犯行に気付かなかったのですが、接吻の態様が執拗だったので、Vが起きてしまった結果、犯行が発覚しました。Vは運転手に頼んでバスを停車させ、警察を呼びました。Aさんは準強制わいせつ罪の疑いで逮捕されてしまいました。
(フィクションです)

~準強制わいせつ罪~

準強制わいせつ罪は刑法178条1項に規定されています。

刑法178条1項
 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による。

「176条」は強制わいせつ罪の規定です。「例による」とは、法定刑をその罪と同様とする、という意味です。ですから、「第176条の例による」とは、法定刑を強制わいせつ罪と同様、6月以上10年以下の懲役とする、ということになります。「準」とついていますから、一見すると強制わいせつ罪よりも刑の重さが軽そうですが、実は変わりませんから注意が必要です。

「心神喪失」とは、精神上の障害によって正常な判断を失っている状態をいいます。具体的には、熟睡、泥酔・麻酔状態・高度の精神病などがこれに当たります。
「抗拒不能」とは、心神喪失以外の理由によって心理的・物理的に抵抗することが不可能又は著しく困難な状態をいいます。睡眠中、泥酔中、麻酔中、催眠状態など、心神喪失以外の理由でわいせつな行為をされていることを認識していない場合がこれに当たります。
「(心身喪失・抗拒不能に)乗じる」とは既存の当該状態を利用することをいいます。当該状態を作出した者とわいせつ行為をした者が同一であることは必要ではありません。ただし、この場合、本罪が成立するには、わいせつ行為をした者が、被害者が当該状態にあることを認識しておく必要があるでしょう。

~準強制わいせつ罪と示談~

罪を認める場合は、一刻も早く被害者と示談交渉を進めることが肝要です。
示談させることができれば、被害者に「捜査機関に被害届を提出しない」ことをお約束していただくことも可能です。
そうすると、事件のことが捜査機関に発覚することはなく、その結果、逮捕という最悪の事態を免れることもできます。

ただし、示談交渉は弁護士にお任せください。
本件のように、被害者が示談交渉に積極的な場合でも、被害者に代理人弁護士が付けば法律の素人であるあなたはその弁護士の言うがままに交渉に応じなくてはならないおそれもあります。
少しでも有利に示談交渉を進めるためには弁護士に依頼する方が無難といえます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所福岡支部は、刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、弊所までお気軽にご相談ください。24時間、無料法律相談、初回接見サービスを受け付けております。

地下鉄内での痴漢

2021-08-13

地下鉄内での痴漢について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します.

Aさんは、大阪市内を走る地下鉄の車内で、女性の臀部を着衣越しに触ってしまいました。
その様子を見ていた他の乗客に「お前痴漢しただろう」と腕を掴まれ、駅員室に連れて行かれました。
まもなく駆け付けた鉄道警察隊により警察へ連れて行かれ、取調べを受けています。
(フィクションです)

~Aさんによる痴漢行為は何罪?~

大阪府公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(以下、「大阪府迷惑防止条例」)違反の罪が成立する可能性が高いと思われます。
ケースの場合においては、第6条1項1号の適用の可否が問題となります。

これによれば、

①人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で、
②公共の場所又は公共の乗物において、
③衣服等の上から、又は直接人の身体に触れること

が禁止されていることになります。
これに違反し、有罪が確定すると、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金(常習であれば1年以下の懲役または100万円以下の罰金)に処せられます(第17条1項2号、2項)。

上記事例のAさんは、電車という「公共の乗物」において、女性の臀部を着衣越しに触っています。
そして、こうした痴漢行為により、被害者である女性は少なくとも「著しく羞恥」したと考えられます。
そうすると、Aさんに大阪府迷惑防止条例違反の罪が成立する可能性は高いでしょう。

~痴漢で逮捕されたら弁護士との(初回)接見を!~

初回接見とは、身柄を拘束された方が弁護士とはじめて行う接見のことをいいます。
なお、初回接見は、痴漢の逮捕直後に限られるものではありません。勾留された後でも、起訴された後でも、とにかく身柄を拘束されている場合に、初めて弁護士と接見することはすべて初回接見です。

初回接見の段階では、弁護士は「弁護人になろうとする者」という立場で接見します。
というのも、この段階では、まだご依頼を受けた方と弁護活動について正式な契約を結んでいないからです。
したがって、初回接見契約は接見後の弁護活動を含みません。
接見後の痴漢の弁護活動を希望される場合は、改めて弁護士と委任契約を交わす必要があります。

もっとも、「弁護人となろうとする者」といっても弁護士であることにかわりはありません。
接見では、事件の詳細や、逮捕された方の認否を警察官の立会なしで聞き取ることができます。
そして聞き取った内容をふまえて弁護士は、今後の刑事手続きや刑事処分の見通しを立てて、逮捕されている方やその家族に伝えます。
その後、ご希望であれば委任契約を結び、早期釈放や示談、痴漢の不起訴獲得に向けて弁護活動を始まます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、痴漢をはじめとする刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、弊所までお気軽にご相談ください。

痴漢の在宅事件の弁護人

2021-08-06

痴漢の在宅事件と弁護人について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

Aさんは電車内で痴漢したとして現行犯逮捕されてしまいましたが、その後、罪証隠滅・逃亡のおそれがないとして検察庁に事件と身柄を送致される前に釈放されました。Aさんは国選弁護人が付くと思っていましたが、警察官から勾留されなければ国選弁護人はつかないと言われたことから、私選弁護人を探しに法律事務所に相談しに行くことにしました。
(フィクションです)

~痴漢行為とは何か~

痴漢行為の定義について明確な定義はありませんし、痴漢罪という名称の法令もありません。しかし、全国各都道府県では、名称こそ多少異なるものの、条例で痴漢行為を禁じる規定を設けています。たとえば、兵庫県迷惑行為防止条例(以下、条例)3条の2には

第3条の2 何人も、公共の場所又は公共の乗物において、次に掲げる行為をしてはならない。
(1) 人に対する、不安を覚えさせるような卑わいな言動

と規定されており、卑わいな言動が痴漢行為に当たります。
条例の罰則は「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」とされています。ただし、常習性が認められる場合は「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」とされています。

~在宅事件と弁護人~

在宅事件とは、被疑者の身柄が留置施設などに拘束されることなく、普段通りの日常生活を送りながら、警察の捜査が進められる事件のことをいいます。
上記事例のAさんのように、痴漢行為で逮捕されてしまった場合においても、逃亡のおそれ、罪証隠滅のおそれがないと判断された場合は、警察で数時間、取調べを受けたのち釈放されるということも少なくありません。
しかし、警察から釈放されたからといって事件が終わった、刑事罰が免除されたとうわけではありません。
また、在宅事件の場合、起訴前は国から弁護士(つまり、国選弁護士)を選任されることはありません。
つまり、起訴前、在宅事件で弁護士が必要という場合は、私選弁護士に刑事弁護を依頼する必要があります。
そして、特に、被害者との示談が必要という場合に、私選弁護士を選任する必要性は高いでしょう。
なぜなら、通常、被害者は当事者である加害者と示談交渉することはないからです。
しかし、そのまま示談交渉せずにいると、手続きが進んでしまい、起訴され、刑事場合を受け、結果として何らかの刑罰を受けなけばならなくなるかもしれません。
そうした事態を回避したい場合は、起訴前から私選の弁護士を選任する必要があるでしょう。
なお、在宅事件となってからは、警察での取調べ等に応じるために、警察からの出頭要請を待つこととなります。
出頭要請の連絡がきたら、指定日時に警察署に出向いて捜査を受けることになります。
ただし、事件内容によっては、出頭要請が1回だけでは終わらず、複数回呼ばれることも考えられます。
早い段階で弁護士に相談・依頼をしておくことで、警察からの呼出しがあるごとに、取調べ対応を事前に弁護士と相談して臨むことができます。
在宅事件は、身柄拘束されている事件とは異なり、時間的な制約がありません。
弁護士ときちんと相談をし、弁護方針をしっかり固め、事件が大きくなってしまう前に解決していくことが大切になってきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、痴漢をはじめとする刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。痴漢の在宅事件で捜査を受けている方は、弊所までお気軽にご相談ください。24時間、無料法律相談、初回接見サービスを受け付けております。

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