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電車内で痴漢して迷惑行為防止条例違反で逮捕

2022-01-07

電車内で痴漢して迷惑行為防止条例違反で逮捕

電車内痴漢行為などの性犯罪を行って逮捕される場合とその後の刑事手続について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

【刑事事件例】

東京都江東区の清澄白河駅付近を走行中している電車内において、会社員Aさんが、近くに立っていた女性Vさんの身体を触ったとして東京都迷惑行為防止条例違反痴漢)の疑いで現行犯逮捕されました。
警視庁深川警察署の調べに対し、Aさんは被疑事実を認めており、Aさん逮捕の連絡を受けたAさんの妻が身元引受人としてAさんを監督するとして、Aさんは釈放されました。
釈放の際、警察から「次回は今週末に警察署に出頭して調書を作成する」と言われ、今後どのような刑事手続を経て、どのような刑事処分がくだるのか不安となり、Aさんは刑事事件に詳しい弁護士に相談することにしました。
(フィクションです。)

上記刑事事件例は、JR山手線の電車内で乗客の体を触ったとして、警視庁は令和元年7月10日までに、東京都迷惑防止条例違反痴漢)の疑いで国土交通省職員の男性を現行犯逮捕し、その後釈放した事案をモデルにしています。
上記事案の被疑事実は、6日未明、山手線の巣鴨~大塚間の電車内で、乗客の体を触った疑いですが、警察の調べに対し被疑者は「覚えていない」と供述している模様です。
当該被疑者は7月6日に逮捕され、翌7日に釈放され、任意の在宅捜査に切り替えて捜査が進んでいます。

東京都迷惑行為等防止条例(正式には「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」)では、第5条第1項において「何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、または人に不安を覚えさせるような行為をしてはならない」としつつ、具体的な列挙として、「公共の場所または公共の乗り物において、衣服その他の身に着ける物の上からまたは直接に人の身体に触れること(痴漢行為)」を禁止しています。

このような痴漢行為を行った場合、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金で処罰されることになります(同条例第8条第1項)。

一般に、痴漢による迷惑行為防止条例違反の場合、被害者が警察に被害を届け出て警察が痴漢行為の事実を認知した場合でも、被疑者の逮捕に踏み切る事例はかなり少ないと言われています。
また、痴漢による迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されるとすれば、犯行現場における現行犯逮捕の場合が実務上ほとんどであり、その場合でも、事件の送致を受けた検察官は、裁判所に対して勾留請求をすることなく釈放するケースが比較的多いとされています。

その理由としては、痴漢の場合、被害者の身体や衣服に対する指紋等や駅の防犯カメラ、その他目撃者によって犯罪の証拠が収集されるところ、これらに対しては被害者が罪証(証拠)隠滅を図るおそれが少ないと考えられているからだと思われます。

他方、同じ迷惑行為防止条例違反の場合でも、盗撮に関する刑事事件では、携帯電話の写真機能で撮影された被害者の身体や衣服等の画像や動画といった犯罪証拠の隠滅を防ぐためにも、逮捕や証拠物の押収が積極的に行われる面があると言えます。

このように、痴漢に関する迷惑行為防止条例違反刑事事件では、在宅のまま捜査が進むことが多いのですが、検察官が在宅のまま捜査を進め、被疑事実の可能性が極めて高いと判断した場合、被疑者が事実を認めていれば略式起訴(公開の刑事裁判を経ないで判決が下される簡易手続き)による罰金命令、被疑者が事実を否認していれば正式に起訴されることが通常考えられます。

よって、在宅のままで捜査機関の捜査に協力するだけでなく、少しでも予想される刑事処分を回避または軽減したいと考えるのであれば、刑事事件に経験豊富な弁護士に事件を依頼し、被害者に対する被害弁償や示談の活動を進めてもらい、より有効な情状を主張していくことが非常に重要です。

電車内痴漢して迷惑行為防止条例違反刑事事件化または逮捕されたお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。

痴漢事件で逮捕 勾留阻止に強い弁護士

2021-12-26

痴漢の勾留阻止について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

名古屋市内在住のAさんは、地下鉄桜通線の乗車中に隣に座っていたVさんの太ももを触ってしまいました。Vさんはすぐに乗務員に助けを求め、乗務員が通報しました。Aさんは降車駅で警察官に痴漢の容疑で逮捕されてしまいました。Aさんは家族と一緒におり、家族が痴漢事件に強い弁護士にすぐに電話をしました。
(フィクションです)

~痴漢の勾留の阻止~

勾留とは、逮捕に引き続いて行われる身柄拘束です。逮捕後、勾留の理由と必要性があると判断されれば勾留されてしまうことになります。
勾留期間はまずは10日間、さらに延長が可能で最大で20日間の長期間にわたる拘束になってしまいます。しかし、勾留は弁護活動により阻止することができます。
釈放がない限り、逮捕後448時間以内に警察から検察に送られ、検察は24時間以内に勾留するかどうかの判断をします。そして、勾留の理由と必要背がある判断されれば、裁判官に勾留請求することになります。弁護士としては、この勾留請求の段階で「勾留の理由と必要性はない」と主張することになります。

そして、この対応がべきるのは私選弁護人で、弁護士に勾留阻止をしてもらうには私選弁護人を選任して弁護活動を行ってもらうほかありません。
なぜなら、国選弁護人は裁判官の勾留決定が出た後でなければ選任されないからです。
勾留前に弁護士が行うことは、まずは早期釈放に向け意見書を提出するなどして捜査機関や裁判官に働きかけることです。
この働きかけがあるのとないのとでは、捜査機関、裁判官に与えるインパクトは大きく異なります。

私選弁護人を選任するまでの流れは、まず、弊所と初回接見(弁護士と1回限りの接見)のご契約をしていただきます。
そして、弁護士から接見後に報告を受けた上で、弊所と弁護活動のための委任契約を締結していただくかどうかご判断いただきます。
委任契約を締結後は、すみやかに弁護士が釈放に向けての弁護活動を始めます。

しかし、勾留阻止には1つ大きな壁があります。それは、時間制限です。上記のように、逮捕から勾留請求までは最大で72時間しかありません。この72時間以内に痴漢事件の内容を精査し、勾留の理由と必要性がないことを主張していくことになります。逮捕の知らせを受けてからいかに迅速に初動を行うか、そこがキーポイントになってくるのです。

そこで、家族や友人が逮捕されてしまった場合には、すぐに弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご連絡ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、痴漢をはじめとする刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は,まずは0120-631-881までお気軽にお電話ください。無料法律相談,初回接見サービスを24時間体制で受け付けております。無料相談や初回接見後のご報告では、事件の見通しや、刑事手続の説明の他、弁護士費用などについてご納得いただけるまでご説明させていただきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。

強制わいせつと示談

2021-12-10

強制わいせつと示談について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

東京都内に住むAさんは,人気の少ない路上で,Vさんの背後からVさんの胸を揉むなどの痴漢をしました。捜査の結果,Aさんの犯行であることが判明し,Aさんは警視庁に強制わいせつ罪で逮捕されました。Aさんは,接見に来た弁護士に執行猶予の可能性を聞きました。
(フィクションです)

~痴漢と強制わいせつ~

強制わいせつ罪とは、13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をする犯罪です。
13歳未満の者に対しては、暴行・脅迫を行わなくても、また、同意があったとしても、わいせつな行為を行えば、強制わいせつ罪が成立します(刑法第176条)。

刑法176条
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。 

暴行とは、身体に対する不法な有形力の行使をいい、被害者の意思に反してわいせつ行為を行うに足りる程度の暴行であれば足ります。
したがって、被害者を殴打、足蹴してわいせつな行為を行う場合はもちろん、着衣を引っ張ったりしてわいせつな行為を行う場合にも、強制わいせつ罪が成立する可能性があります。
また、不意に被害者の胸に手を入れるなど、暴行自体がわいせつな行為にあたる場合であっても該当することがあります。

脅迫とは、害悪の告知を意味します。
「静かにしないと殺す」「抵抗したら裸の写真をばらまく」などがこれに当たる可能性があります。

わいせつな行為の典型例として、陰部に手を触れたりすること、自己の陰部を押し当てること、女性の乳房を弄ぶことなどがあげられます。

~強制わいせつと示談~

強制わいせつ罪はかつて親告罪でした。親告罪とは、被害者等による告訴がなければ起訴できない犯罪のことです。
強制わいせつ罪は親告罪でしたが、法律改正により、非親告罪、つまり告訴がなくても起訴することができるようになりました。
そのため、示談をして被害者様に被害届を取り下げていただいても、情状次第では起訴されて刑罰を受ける可能性がでてきました。
しかし、被害者様への弁償や示談交渉の結果、本人の反省の態度、再犯の可能性が低いことなどを弁護士が主張することで、不起訴処分といった寛大な処分が受けれる可能性も高まります。
痴漢の示談交渉においては、被害者様が恐怖や憎悪の気持ちから加害者側との交渉を拒絶したり、また弁護士であっても対応などに不安を抱かれるなどして交渉や示談などに応じていただけない場合もあります。そのため、強制わいせつ罪で逮捕された場合、刑事事件専門の弁護士に弁護を依頼することを強くお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件の経験豊富な弁護士が所属している法律事務所です。
ご家族やご友人などがストーカー行為罪で逮捕され、被害者様への謝罪や被害者様との示談交渉などについてお悩みの方は、まずは、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談をお申込み下さい。

痴漢で強制わいせつに問われる

2021-12-03

痴漢と強制わいせつについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

東京都内に住むAさんは,人気の少ない路上で,Vさんの背後からVさんの胸を揉むなどの痴漢をしました。捜査の結果,Aさんの犯行であることが判明し,Aさんは警視庁に強制わいせつ罪で逮捕されました。Aさんは,接見に来た弁護士に執行猶予の可能性を聞きました。
(フィクションです)

~痴漢と強制わいせつ~

痴漢と言えば,真っ先に思い浮かべる罪名は各都道府県が定める迷惑防止条例違反だとは思いますが,場合によっては強制わいせつ罪に該当する場合もあります。
強制わいせつ罪は,

①暴行または脅迫を用いて(被害者が13歳未満なら不要)
②わいせつな行為

をした場合に成立する犯罪です。わいせつな行為に当たるかどうかは,痴漢態様そのものや,痴漢に至るまでの経緯,犯行時刻・場所,被疑者の言動等を総合的に勘案して判断されるものと思われます。たとえば,同じ衣服の上から胸を揉む行為であっても,深夜,人気の少ない路上で,被害者の背後から同行為を行うことは強制わいせつ罪に問われやすいと思われます。

強制わいせつ罪の法定刑は6か月以上10年以下の懲役で,起訴されれば必ず正式裁判を受けなければならず,初犯でも,痴漢の態様,計画性,結果,被害者の処罰感情等によっては実刑となる可能性がある重大な犯罪です。もし路上痴漢をしてしまったら,執行猶予付き判決が得られるよう弁護士に刑事弁護を依頼しましょう。執行猶予付き判決を獲得できれば,直ちに刑務所に服役する必要はありません。また,執行猶予期間を何事もなく過ごせば,刑の執行を受ける必要はありません。執行猶予は社会復帰のために与えられた絶好のチャンスです。強制わいせつ罪に当たる路上痴漢をしても諦めずに執行猶予付き判決の獲得を目指しましょう。

~痴漢における示談交渉~

強制わいせつ罪は以前まで親告罪でしたが、親告罪ではなくなりました。
したがって、被害者とたとえ示談をして告訴を取り下げてもらったとしても、起訴され刑事処分を受ける可能性があります。
しかしながら、被害者と示談が出来ていれば、検察官が起訴するか否かを判断する際、あるいは公判で量刑を決めるうえで被疑者。被告人にとって大きなプラス要素となります。
執行猶予の獲得を目指すならまずは示談成立を目指しましょう。
もっとも、特に性犯罪では被害者は加害者と直接会うことに心理的抵抗を感じることがほとんどですので、当事者同士で示談交渉をすることは困難となる場合がほとんどです。
さらに、示談交渉が遅れてしまうと、被害者側の心証を悪くしてしまう恐れもあるため、出来るだけ早く弁護士を立てて示談交渉を行うことをお勧めします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、まずは0120-631-881までお気軽にお電話ください。無料法律相談、初回接見サービスを24時間受け付けております。

【痴漢事件】強制わいせつで逮捕・弁護士との接見の重要性

2021-11-26

痴漢事件において強制わいせつとして逮捕された事例を題材に、弁護士との接見(面会)の重要性などについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

事例:Aは、通勤中の電車内において、着衣の上からVのでん部を数十分に渡って触り続けた。
警察官は、Aを強制わいせつの疑いで逮捕した。
Aの家族は、痴漢事件に強いと評判の弁護士に相談することにした(本件は事実をもとにしたフィクションです。)。

~強制わいせつと迷惑防止条例違反~

各都道府県はいわゆる「迷惑防止条例」(正式名称は都道府県によって異なります。)を制定し、条例内に痴漢行為の処罰規定を置いています。
そして、迷惑防止条例違反の場合、その法定刑は「6月以下の懲役または50万円以下の罰金」といった形で定められていることがほとんどです。
これに対し、強制わいせつ罪(刑法176条)は、「13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする」と定めています。
つまり、強制わいせつ罪の場合の法定刑は(前段、後段に関わらず)「6月以上10年以下の懲役」と、迷惑防止条例違反と比べてもかなり重いものとなっていることに注意が必要です。

そして本件では、Aはこの重い強制わいせつ罪によって逮捕されてしまっています。
では、強制わいせつ罪としての痴漢行為と迷惑防止条例違反としての痴漢行為はどのようにして区別されているのでしょうか。
実務上、その区別は必ずしも明確とはいえず、陰部や乳房等の性的部位を直接触るなど強制わいせつとされる典型的なもの以外はケースバイケースで判断するほかないように思われます。
その上で、既述のように強制わいせつと迷惑防止条例違反には法定刑に大きな差があることから、個人の性的自由への侵害の重大性が区別の基準の一つになると考えられているようです。
本件についてみてみると、Aは電車内でVのでん部を触っていますが、これはあくまで着衣の上からにすぎません。
しかし、着衣の上からとはいえ、その態様は数十分以上に渡り執拗に触り続けていることから性的侵害の重大性が認められると考えられます。
したがって、Aの行為は、迷惑防止条例違反にとどまらず、強制わいせつ罪が成立すると考えることも十分に可能なケースと思われます。

~逮捕直後における弁護士による接見(面会)の重要性~

逮捕されてしまった場合、被疑者は外界と隔絶され、基本的に外部との連絡手段を断たれてしまいます。
したがって、逮捕後に何よりもまず重要になるのが、弁護士との接見(面会)です。
弁護士による接見交通権は、憲法上の弁護人依頼権に由来する法的に認められた重要な権利です(刑訴法39条1項参照)。
現在自らがどのように立場に置かれており、今後どのように対応していく必要があるか専門家であり外界との連絡手段を有する弁護士と十分に話し合う必要があります。
特に、捜査官等に対してどのように対峙すべきか等は、専門家である弁護士のアドバイスなしに判断することは困難であり、孤立した状態で独断で判断してしまうのは非常に危険です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、強制わいせつを含む痴漢事件などの刑事弁護を行っている刑事事件専門の法律事務所です。
痴漢事件の弁護活動の経験を多数有する弁護士がご相談を承ります。
強制わいせつ事件で逮捕された方のご家族は、24時間対応のフリーダイヤル(0120-631-881)までまずはお問い合わせください。

髪の毛の匂いをかぐ痴漢

2021-11-19

髪の毛の匂いをかぐ痴漢について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

東京都在住の会社員のAさんは、通勤中の電車内において、前に立っていた女性Vさんの髪の毛を匂いをかいでいたところ、不審に思った男性から声をかけられ、次の駅で降車した逃走したため、追いかけてきた目撃者や駅員に取り押さえられてしまいました。その後、Aさんは駆け付けた警察官に事情を聴かれ、女性Vさんの髪の毛の匂いをかいだことは認めたことから、東京迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されてしまいました。
(フィクションです)

~東京都迷惑行為防止条例~

Aさんは東京都迷惑行為防止条例違反で処罰される可能性があります。条例には「卑わいな言動」を禁止しているところ、Aさんが女性Vさんの髪の毛の匂いをかぐという行為は「卑わいな言動」にあたり、違反者には罰則を科す規定が設けられているからです。

東京都迷惑防止条例
第5条 何人も,正当な理由なく,人を著しく羞恥させ,又は人に不安を覚えさせるような行為であつて,次に掲げるものをしてはならない。
(1)公共の場所又は公共の乗物において,衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れること。
(2)略(盗撮行為)
(3)前2号に掲げるもののほか,人に対し,公共の場所又は公共の乗物において,卑わいな言動をすること。

罰則は6月以下の懲役または50万円以下の罰金ですが、常習性が認められる場合は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金です。

~現行犯逮捕と弁護活動~

現行犯逮捕とは,現に罪を行い,又は現に罪を行い終わった者を逮捕することを言います。現行犯逮捕の事案では,犯罪が目の前で行われているわけですから誤認逮捕の恐れがなく,ただちに犯人を逮捕する必要性が高いです。そこで,現行犯逮捕は「誰でも」,「令状なし」に逮捕することができるのが特徴です。
逮捕後は,警察官から事情を聴かれ、警察官が引き続き身柄拘束する必要がないと判断した場合は釈放されますが、必要があると判断した場合は逮捕から48時間以内に検察庁へ送致されます。検察庁でも検察官から事情を聴かれ、検察官が引き続き身柄拘束する必要がないと判断した場合は釈放されますが、必要があると判断した場合は送致から24時間以内に、裁判官に勾留の請求をします。
検察官から勾留請求を受けた裁判官も同様に事情を聴き、身柄拘束する必要があると判断した場合は請求を許可し、必要がないと判断した場合は請求を却下します。
このように、勾留前でも釈放されることはお分かりいただけたかと思います。そこで弁護士としては警察官、検察官、裁判官に釈放に向けた働きかけを行っていきます。
具体的には意見書を提出したり、直接面談したりします。これらの活動は弁護士しかできませんから、早期釈放を希望される場合は弁護士に弁護活動をご依頼ください。

~示談交渉は弁護士~

身柄拘束された場合に示談を成立させると早期釈放、不起訴などの効果を期待できます。
もっとも、示談は弁護士に任せましょう。そもそも弁護士でなければ、痴漢の被害者とコンタクトをとることができません。
ただ、弁護士ですらコンタクトをできない場合は示談交渉をはじめることができず示談不成立となってしまいます。
また、仮に示談交渉できたとしても、示談が成立するか否かは弁護士の交渉能力や被害者の態度にかかっています。
弁護士がいくら説得したとしても、被害者の処罰感情が強く示談を拒否した場合ややはり示談不成立です。  

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、痴漢をはじめとする刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は,まずは0120-631-881までお気軽にお電話ください。無料法律相談,初回接見サービスを24時間体制で受け付けております。無料相談や初回接見後のご報告では、事件の見通しや、刑事手続の説明の他、弁護士費用などについてご納得いただけるまでご説明させていただきます。お気軽にご相談ください。

 

痴漢と実名報道

2021-11-12

痴漢と実名報道について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

Aさんは、さいたま市内の電車内において、目の前の女性Vの臀部をスカート越しに触れる痴漢を行為を行ったところ、これを目撃したWさんに声をかけられ、Wさんとともに次の駅で降り、駆け付けた鉄道警察隊により逮捕されてしまいました。Aさんは痴漢したことが会社や家族にバレることを大変不安に思っており、実名報道を回避したいと考えています。
(フィクションです)

~Aさんに成立する犯罪について解説~

Aさんのような痴漢行為は、犯行を行った都道府県の制定する迷惑行為防止条例が禁止しています。
埼玉県で痴漢を行った場合は、「埼玉県迷惑行為防止条例」に違反することになります。
埼玉迷惑行為防止条例第2条4項は、「何人も、公共の場所又は公共の乗物において、他人に対し、身体に直接若しくは衣服の上から触れ、・・・(中略)・・・人を著しく羞しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような卑わいな言動をしてはならない。」と痴漢行為を禁止しています。

Aさんは、公共の乗物である電車内において、Vの臀部をスカート越しに触れており、当該行為をVが知ったのであれば、Vを著しく羞恥させ、又は不安を覚えさせることになると思われます。
上記の事実関係によれば、Aさんに埼玉県迷惑行為防止条例違反の罪が成立する可能性は極めて高いでしょう。

上記行為に対する法定刑は、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金となっています。

~痴漢行為と実名報道回避~

報道されれば「逮捕された事実」自体が大きくクローズアップされます。
逮捕段階ではまだ犯人を有罪と決めつけることはできないのに、世間の人は、逮捕=有罪(その人が犯人)だとの印象を抱く傾向にあります。
そして、報道されれば、会社の解雇、情報の拡散など様々なリスクを伴います。

他方、残念ながら一部の事件を除き、逮捕後の犯人の状況などについてほとんど報道されません。
ですから、逮捕された方がはたして犯人だったかどうかなど詳しい情報は報道されないまま、逮捕された事実のみが先行して世間に広まる可能性があるのです。

このようなリスクを回避するには、すぐに弁護士に相談、接見を依頼することをお勧めします。
接見等の依頼を受けた弁護士は、速やかに逮捕された方と面会し、警察や報道機関に対し報道による被る不利益などを主張し、名前や逮捕された事実を報道しないよう働きかけます。
また、ご家族様などに職場などへの対応のアドバイスも致します。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお悩みの方、お困りの方などは、お気軽に弊所の弁護士にご相談ください。弊所では、24時間、専門のスタッフが無料法律相談、初回接見のご予約を電話で受け付けております。

【痴漢】弁護士との早期接見で不起訴

2021-11-05

痴漢の接見と不起訴について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

福岡県筑紫野市に住むAさんは、満員のJR九州の快速電車に乗って職場へ向かう途中、前に立っていた女性Vさんの太ももなどを触りました。すると、Aさんは、Vさんから大声を上げられ、「この人痴漢です」と言われたことから周囲にいた男性に次の降車駅で降ろされてしまいました。そして、Aさんは駆け付けた鉄道警察隊の警察官に福岡県迷惑行為防止条例違反で逮捕されてしまいました。逮捕の通知を受けたAさんの家族は、痴漢事件に強い弁護士にAさんとの接見を依頼しました。接見した弁護士は、Aさんが痴漢したことを認めていたことから、Vさんとの示談交渉を進めました。そして、弁護士は検察官に示談交渉中であることを伝えたところ、Aさんは勾留請求されずに釈放されました。その後、Vさんとの示談が成立したことから、Aさんの刑事処分は不起訴(起訴猶予)となりました。
(フィクションです。)

~痴漢で逮捕されたら弁護士との(初回)接見を!~

初回接見とは、身柄を拘束された方が弁護士とはじめて行う接見のことをいいます。
なお、初回接見は、痴漢の逮捕直後に限られるものではありません。勾留された後でも、起訴された後でも、とにかく身柄を拘束されている場合に、初めて弁護士と接見することはすべて初回接見です。

初回接見の段階では、弁護士は「弁護人になろうとする者」という立場で接見します。
というのも、この段階では、まだご依頼を受けた方と弁護活動について正式な契約を結んでいないからです。
したがって、初回接見契約は接見後の弁護活動を含みません。
接見後の痴漢の弁護活動を希望される場合は、改めて弁護士と委任契約を交わす必要があります。

もっとも、「弁護人となろうとする者」といっても弁護士であることにかわりはありません。
接見では、事件の詳細や、逮捕された方の認否を警察官の立会なしで聞き取ることができます。
そして聞き取った内容をふまえて弁護士は、今後の刑事手続きや刑事処分の見通しを立てて、逮捕されている方やその家族に伝えます。
その後、ご希望であれば委任契約を結び、早期釈放や示談、痴漢の不起訴獲得に向けて弁護活動を始まます。

~痴漢と逮捕後の流れ~

警察に逮捕されると警察の留置場(留置施設)に収容されます。
逮捕後の流れは、

①逮捕

②警察官による弁解録取→釈放

③送致(送検)

④検察官による弁解録取→釈放

⑤検察官による「勾留請求」

⑥勾留質問→釈放

⑦裁判官による「勾留決定」
 
という手続を踏みます(なお、この間、不服申し立て等により釈放を早めることも可能です)。

①から③まで最大で48時間、①から⑤まで最大で72時間拘束されます。
したがって、①から⑦まで概ね3日間を要します。
なお、②の段階、③の段階、⑥の段階で釈放されることがあります。

⑦勾留決定があった場合は、逮捕された際に収容された留置場へ収容されるでしょう。
勾留の期間は、検察官の勾留請求があった日から「10日間」で、その後、やむを得ない事由がある場合は最大「10日間」延長されることがあります。

私選弁護人は国選弁護人と異なり逮捕期間中(①から⑦までの間)から弁護活動を始めることができます。
今回、Aさんのご家族は、警察からAさんを痴漢で逮捕したとの連絡を受けた直後弁護士に接見を依頼し、その後弁護士と委任契約を結び、弁護士が検察官に働きかけを行った結果、Aさんは④の段階で釈放されています。
それと同時に、弁護士はVさんとの示談交渉を進め不起訴処分を獲得しています。

上記のように⑦勾留決定が出てしまうと10日間の身柄拘束が決まってしまいます。
もちろん、この間、不服申し立てを行って釈放を目指すことは可能ですが、身柄拘束が長引けば長引くほど本人の負担は増し、社会的な不利益を受けるリスクも増します。

早期釈放をお望みの場合は、まずは弁護士との初回接見をご依頼ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、痴漢をはじめとする刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、弊所までお気軽にご相談ください。

 

痴漢で私選弁護人?国選弁護人?

2021-10-29

痴漢の弁護人について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

Aさんは警察から「旦那さんを痴漢で逮捕した」との連絡を受けました。Aさんは頭の中がパニックになり、弁護士に接見を依頼したところ、弁護士から刑事事件には私選弁護士と国選弁護士の2種類がいることを教えてもらいました。
(フィクションです)

~私選弁護人と国選弁護人の違い~

刑事事件でご家族が逮捕された際、私選弁護人に刑事弁護を任せるか国選弁護人に任せるか悩む方も多いのではないでしょうか?
私選弁護人とは、被疑者、被告人あるいはその身内の方から選任された弁護人のこと、国選弁護人とは、勾留状を発布された(勾留された)被疑者あるいは在宅事件で起訴された被告人が貧困等の事由により弁護人を選任することができない場合において、その請求により、裁判所によって選任された弁護士人のことをいいます。

ざっくりと、私選弁護人=弁護士費用がかかる、国選弁護人=弁護士費用がかからない、というイメージをもたれていると思いますが、具体的には以下の違いがあります。

= 選任できる人 =

私選弁護人は被疑者、被告人あるいはその身内の方であっても選任できます。
国選弁護人は被疑者、被告人が請求し、最終的には裁判所により選任されます。

= 選任できる時期 =

私選弁護人は逮捕前、逮捕直後を問わず、いつでも選任できます。
国選弁護人は被疑者の場合は勾留状が発布された後、被告人の場合は起訴された後です。

= 選任の条件 =

私選弁護人にはありません。
国選弁護人は、資力(預貯金等)が50万円未満であること。資力申告書を提出する必要があること(虚偽記載の場合10万円以下の過料に処せられることがある)

= 弁護士費用の負担の有無 =

私選弁護人は自己負担です。
国選弁護人は原則、負担する必要はなく、仮に負担することになったとしても私選弁護人ほどではありません。

= 選任・解任の自由 =

私選弁護人はいつでも解任することができます。
国選弁護人は解任事由が法定されており、私選弁護人ほど自由に解任できるわけではありません。なお、弁護士と相性が合わないとの理由は解任事由には含まれていません。

~私選弁護人、国選弁護人のメリット、デメリット~

以上の違いを基に、私選弁護人、国選弁護人のメリット、デメリットをご説明します。
私選弁護人の最大のメリットは、ご自身で弁護人を選ぶ権利が認められていること、逮捕前、逮捕期間中(逮捕から勾留までの間)から活動してくれることです。
ご自身で弁護人を選べるということは、ご自身と相性の合う弁護人、刑事事件に精通している弁護人を選ぶことが可能となります。また、逮捕前、逮捕期間中から活動してくれますから、はやめはやめの対応が可能となり、結果として様々な方面でよい結果を得られる可能性が高くなります。
デメリットはやはり弁護士費用が自己負担で、その額も決して安くはない、という点でしょう。
国選弁護人の最大のメリットは、弁護士費用を国が負担してくれることです。
しかし、国選弁護人の選任には条件があり、必ず選任できるわけではありません。また、ご自身で弁護人を選ぶ権利は認められていません。どのような弁護人が選任されるかわかりません。また、国選弁護人の活動時期は、勾留後、あるいは起訴後ですから、対応が後手後手となるおそれもあります。これらの点が国選弁護人のデメリットです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所福岡支部は、刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は、まずは0120-631-881までお気軽にお電話ください。無料法律相談、初回接見サービスを24時間体制で受け付けております。無料相談や初回接見後のご報告では、事件の見通しや、刑事手続の説明の他、弁護士費用などについてご納得いただけるまでご説明させていただきます。

身に覚えのない痴漢事件のサポートを行う弁護士の探し方

2021-10-22

 

今回は、身に覚えのない痴漢の疑いで逮捕されてしまった場合において、被疑者のサポートを行う弁護士を探す方法につき、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

~ケース~
Aさんは通勤のため、東京都内を走る路線バスに乗車していたところ、隣にいた女性が突然悲鳴をあげ、Aさんに対し、「今、痴漢しましたよね。バスを降りて警察に行きましょう」と告げました。
すぐに誤解は解けるだろうと考えたAさんは、素直に女性の要求に応じてバスを降車し、駆け付けたパトカーに乗って警察署に行きました。

警察署では、すでに女性によって現行犯逮捕されている扱いとなっていることを知らされ、Aさんは非常に驚きました。
Aさんが痴漢行為を否認しても、「犯人は嘘をつくものだ」、「被害者がいる事件なのだからもう少し反省すべきだ」、「初犯だし、有罪になっても罰金だろう。認めるのなら今日は家に帰れるぞ」などと、警察官らは全くとりあいません。
このままだと無実の罪を認めてしまうのではないかと、Aさんは不安に感じています。
どうすればよいのでしょうか。(フィクションです)

~東京都内を走る路線バス車内における痴漢行為~

ケースの場合、①「東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反の罪」、女性の被害申告の内容によっては、②「強制わいせつ罪」に問われている可能性が高いでしょう。

※東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
(粗暴行為(ぐれん隊行為等)の禁止)
第五条 何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為であつて、次に掲げるものをしてはならない。
一 公共の場所又は公共の乗物において、衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れること。

上記規定違反の罪に対しては、「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」が予定されています(本条例第8条1項2号)。

※強制わいせつ罪(刑法第176条)
「十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。」

いわゆる「痴漢」事件を起こした場合は、各都道府県の定める迷惑防止条例違反の罪に問われることが多いです。
しかし、犯行態様が悪質な場合は、迷惑防止条例違反の疑いではなく、強制わいせつの疑いで捜査されることがあります。
両者の法定刑を比べてみても、強制わいせつ罪の方が格段に重い犯罪であるということができます。

~冤罪被害を防ぐ~

冤罪とはすなわち、無実であるにもかかわらず、犯罪者として扱われてしまうことをいいます。
ひとたび冤罪被害に遭えば、職場、良好な家庭環境、友人・知人からの信頼などを失ってしまうかもしれません。
当然ながら、無実の罪で有罪となったり、前科が付くことはあってはならないことです。

このような事態を防ぐために、刑事事件に熟練した弁護士を依頼することを強くおすすめします。
弁護士の選び方にはどのような方法があるのでしょうか。

~刑事事件に熟練した弁護士の選び方~

(当番弁護士を依頼する)
当番弁護士は、逮捕された場合に、1回だけ無料で接見にやってくる弁護士です。
警察官や検察官、裁判官に依頼すれば呼んでもらえます。
ただし、当番弁護士を後述する私選弁護人として選任した場合を除き、身柄解放活動、不当な捜査への抗議などは行ってもらえません。

(国選弁護人を請求する)
勾留決定がなされ、資力要件等を満たしている場合においては、国選弁護人を付けることができます。
原則として無料であることがメリットですが、付けることができるタイミングが勾留決定より後であること、国選弁護人となる弁護士が刑事事件に熟練しているとは限らない点がデメリットといえます。

(私選弁護人を選任する)
Aさんや、Aさんの親族において依頼する弁護士です。
弁護士費用は被疑者サイドにおいて負担しなければなりませんが、刑事事件に熟練した弁護士を探し出し、選任することができるというメリットがあります。
また、逮捕された段階でも選任することができ、勾留の回避等、早急に弁護活動を始めることができます。

身に覚えのない痴漢の疑いで逮捕されてしまった場合には、すぐに弁護士を依頼し、冤罪被害の防止に向けて活動することをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする法律事務所です。
無実の痴漢事件についてお困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

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