痴漢・わいせつ事件で退学を避けたい
【ケース】 大学に通うAさんは、バスの中で、女性の体を触り、次の停留所に駆け付けた警察官に逮捕されました。 警察署での取り調べの中で、Aさんは女性の体を触ったことを認め、謝罪の言葉を繰り返しました。 その後、Aさんは釈放され、在宅事件として捜査が続けられることとなりました。 Aさんは、大学4年生で就職活動中です。 大学では、残りの単位をすべて修得し、卒業するだけの状態です。 そこで、痴漢事件のことが、大学に知られないようにしたい、退学にならず卒業したいと思い、法律事務所の「無料相談」に来ました。(フィクションです。) |
1 痴漢は学校に知られる?
痴漢(ちかん)事件を起こし、逮捕されると、通っている高校や大学などで事件のことが知られる可能性があります。
学校などに刑事事件のことが知られると、停学処分・退学処分などを受ける危険性があります。
特に、新聞などで実名報道された場合、学校に知られる可能性が高くなり、何らかの処分がされる可能性も上がります。
また、ある警察署では、痴漢事件などの犯罪行為で被疑者を逮捕した場合、勾留(逮捕に引き続き身柄拘束)された段階で、大学・高校等へ連絡をするという運用になっているところもあるようです(依頼を受けた事件では勾留を阻止したため、学校に連絡されませんでした。)。
ただ、このような運用が全ての警察署で行われているのかは不明です。 一度、実名報道や、インターネットの記事などに掲載されると、全く関係ない読者や閲覧者が大学などに通報することもあります。
以前、弁護の依頼を受けた事件で、逮捕されたことが新聞に掲載されたため、それを見た全く関係のない読者が大学に通報し、停学処分を受けたという相談者がいらっしゃいました。
弁護士は、事件を受任後、大学に対して、事件の真相が解明するまで、「退学処分」などの次の段階の処分をしないで下さいと申入れ、受け入れられたこともあります。
しかし、痴漢(ちかん)事件のことが、大学や高校など学校に知られてしまうことは、大変大きなリスクとなります。
2 痴漢で退学にならないためには
痴漢で逮捕されたあと、すぐに弁護士をつけることで、大学や専門学校を退学しなくて済む場合があります。
まず、早期の段階で弁護士を選任することで、被害者への迅速な謝罪、示談交渉をすることができます。
迷惑防止条例違反の場合、弁護士を通じて示談が成立すると、被害者の方から許しを得たり、被害届を取下げてくれたりできます。
すると、被害者の処罰感情が強くないという事情を考慮して、被疑者の起訴される可能性は大きく下がります。
さらに、親告罪である強制わいせつ罪で捜査されている際に、弁護士を通じて被害者の方と示談が成立し、告訴取り下げができれば、検察官に事件を起訴されることはありません。
親告罪は、告訴がないと起訴することのできないこと犯罪だからです。
このように、検察官に事件を起訴される前に、弁護士を通じ当事者間で事件を解決することができれば、実名報道のリスクも低下し、大学などの学校に事件が知られないで済む可能性が高まります。
また、すでに学校等に痴漢事件を知られた場合であっても、弁護士が窓口となり交渉することで、重い退学処分を受けないで済む可能性があります。
3 痴漢で逮捕されたら、弁護士法人 あいち刑事事件総合法律事務所へ相談を
痴漢事件で逮捕された、痴漢事件で家族が逮捕されたら、すぐに痴漢事件を豊富に取り扱う弁護士へ相談してください。
刑事事件に特化した弁護士法人 あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、刑事事件特有の厳格な時間制限のもと、迅速な弁護活動をしてくれることが期待できます。
逮捕直後に弁護人を選任すると、はじめから大学・高校への対応も考慮し、一貫した弁護活動を行うことができます。
特に捜査段階で、弁護士を通じて被害者への謝罪や賠償を行うことができれば、検察官による不起訴処分をうける可能性も上がります。
そうなれば、痴漢事件が公表されるリスクも下がるといえます。
弁護士法人 あいち刑事事件総合法律事務所 は、刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。 開所以来、痴漢・わいせつ事件をはじめとする数々の刑事事件・少年事件を解決してきました。
痴漢(ちかん)事件で逮捕された、ご家族・ご友人が痴漢の容疑で逮捕された、学校を退学になりたくない、という方は すぐに 弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所(0120-631-881)までお問い合わせください。