神戸市の強制わいせつ致傷罪 ケガをさせてしまったら弁護士
神戸市の強制わいせつ致傷罪 ケガをさせてしまったら弁護士
神戸市灘区在住のAさんから無理矢理キスやわいせつな行為をされたVさんは、何とか逃げ出し、兵庫県警灘警察署に通報しました。
Aさんは駆け付けた警察官によって強制わいせつ致傷罪の容疑で逮捕されてしまいました。
Vさんはわいせつ行為のときにケガをしてしまい、全治1週間の診断書を出しています。
Aさんはケガをさせるつもりはなかったので、なぜ致傷罪になるのか納得がいかないようです。
(フィクションです)
~ケガをさせるつもりがなくても~
強制わいせつ罪の法定刑は6月以上10年以下の懲役です。
一方、強制わいせつ致傷罪は無期又は3年以上の懲役となっています。
両者の刑罰の重さには、かなり大きな違いがあります。
さて、強制わいせつ致傷罪で注意が必要なのは、ケガをさせるつもりがなくても成立する犯罪であるということです。
他の犯罪と比較するとわかりやすいと思います。
例えば、傷害罪であれば「ケガをさせてやる」という傷害の故意がなければ、傷害罪は成立しません。
一方で、強制わいせつ致傷罪の場合、「ケガをさせてやる」という故意がなくても犯罪として成立するのです。
~強制わいせつ致傷罪の成立条件~
強制わいせつ致傷罪のような犯罪を、難しい言葉で「結果的加重犯」といいます。
要するに、強制わいせつ行為の結果として、さらに重い結果(今回ならケガ)が発生してしまう犯罪のことです。
このような犯罪の場合、結果の原因となった行為について故意があれば足り、重い結果についての故意や過失は不要なのです。
したがって、Aさんが「ケガをさせるつもりがまったくなかった」と主張しても、強制わいせつ致傷罪が成立してしまう可能性が非常に高いのです。
しかし、そこで諦めてはいけません。
弁護士としては、強制わいせつ罪のみで処分をするように検察官に働きかけたりする活動を行います。
そして、このような活動は刑事事件専門の頼れる弁護士に任せるのが1番です。
あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所です。
強制わいせつ事件も数多く手掛けてきましたし、経験も豊富です。
結果的加重犯についてもう少し詳しく知りたい、強制わいせつ致傷事件に巻き込まれたという方は、是非弊所の無料相談をご利用ください。
すでに逮捕されている場合には初回接見サービスもご利用ください。
(兵庫県警灘警察署 初回接見費用:3万8100円)