痴漢事件で逮捕 弁護士への早期依頼について(後編)
前回に引き続き。愛知県内を走る電車内で痴漢事件を起こし、逮捕されてしまった場合における、早期に弁護士を依頼するメリットを弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。
事例
Aさんは、愛知県内を走る満員電車において、近くにいた女性Vさんの臀部を触る行為をしていたところ、他の乗客から指摘されることとなり、Aさんは警察官に引き渡され、逮捕されてしまいました。
Aさんは通勤途中で今回の事件を起こしてしまい、このままでは職場に連絡することもできず、職を失ってしまうのではないかと不安に思っています。
(事例はフィクションです。)
身柄解放活動
逮捕されれば、警察から検察へ事件書類が送致され、検察官の取調べを受けていくことになります。
この時、検察官が勾留請求をして、裁判官が勾留決定を出すと、10日間勾留されてしまい、さらにやむを得ない事情があると認められれば、さらに最長10日間の勾留が延長されることになる場合もあります。
早期に弁護士を依頼することで、勾留の阻止を目指すことができるでしょう
示談交渉
事例のように、被害者がいる事件であれば、被害者との示談交渉を行うことがとても重要となってきます。
しかし、示談交渉をおこなおうとしても、連絡先もわからなければ示談交渉も難しく、仮に連絡先が分かっていたとしても、
・Aさんが罪証隠滅を図っていると疑われるおそれがある
・不当な条件で示談が進んでしまうおそれがある
ため、極めて危険です。
よって、弁護士に示談交渉等の手続を一任することをおすすめいたします。
弁護士であれば、被害者の情報を手に入れることができる可能性があるため、示談交渉を行っていくことができるでしょう。
示談が成立すれば、有利な事件解決を実現できる可能性が高まります。