【福岡市地下鉄で女性の臀部を触り逮捕】刑事事件専門弁護士が弁護人制度を解説

2018-12-07

【福岡市地下鉄で女性の臀部を触り逮捕】刑事事件弁護士が弁護人制度を解説

~事件例~

Aさんは福岡市地下鉄車内において、女性Vの臀部を触ってしまい、気付いたVに福岡県警察早良警察署の警察官に引き渡され、そのまま逮捕されてしまいました。
逮捕を知ったAさんの家族は、弁護士をつけるかどうか迷っています。(フィクションです)

~福岡県迷惑防止条例について解説~

福岡県迷惑行為防止条例は、公共の場所又は公共の乗物において、正当な理由がないのに、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で、他人の身体に直接触れ、又は衣服の上から触れること、卑わいな言動をすることを禁じています。
これに違反して有罪判決が確定すると、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。

~Aさんに弁護人の必要はあるか~

弁護士(弁護人)は、警察官、検察官、裁判官に対し、早期釈放、より有利な処分の獲得(勾留請求の却下、不起訴処分など)を目指し働きかけます。
被害者との示談交渉、捜査機関や裁判官への働きかけは、留置場の外で行わなければならず、逮捕されているAさん自身がこれを行うことはほぼ不可能です。
よって、Aさんが弁護士に事件処理を依頼するメリットは大いにあるといえます。

~弁護人にはどのような種類がある?~

捜査を受けているAさんが弁護士に依頼する方法として、①当番弁護士にそのまま依頼する、②国選弁護人に依頼する、③私選弁護人に依頼することが挙げられます。

①当番弁護士に依頼する場合
当番弁護士は、逮捕された場合に、初回の1回限りで接見できる弁護士です。
初回の接見は無料です。
当番弁護士を私選弁護人としてそのまま選任することもできます。

②国選弁護人
勾留状が発せられている被疑者が、貧困その他の事由により弁護人を選任することができないとき、裁判所が被疑者の請求を受けて付する弁護人です。
また裁判所は、精神上の障害その他の事由により弁護人を必要とするかどうかを判断することが困難である疑いがある被疑者について必要があると認めるときは、職権で弁護人を付することができます。
報酬はかからず、無料で事件処理を依頼できます。

③私選弁護人
被疑者側で、知り合いの弁護士などを弁護人として選任するものです。
私選弁護人に対しては、報酬を支払う必要があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、痴漢事件をはじめとする刑事事件を専門とする弁護士が多数在籍しており、被疑者の方の利益のために活動します。
是非、お気軽にご相談ください。(0120-631-881)。
(福岡県早良警察署への初回接見費用:35,500円)

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