岐阜県の痴漢事件 冤罪でも示談の必要性を説く弁護士

2016-01-28

岐阜県の痴漢事件 冤罪でも示談の必要性を説く弁護士

Aさんは、JR東海道本線で通勤中、隣のVさんから突然「お尻を触った」と言われました。
Aさんにはまったく身に覚えがなく冤罪だと主張しました。
途中で下車して駅係員に事情を説明しましたが、Aさんの冤罪主張は受け入れられませんでした。
逮捕されたAさんは仕事を欠勤せざるを得なくなってしまいましたが、それでも冤罪を主張しています。
Aさんの妻から依頼を受けた弁護士は、Aさんが勾留されている岐阜県警岐阜中警察署へ接見に向かっています。
(フィクションです)

~冤罪と示談~

痴漢事件の犯人に間違われてしまった場合、無罪を目指して戦うのももちろん1つの手段です。
しかし、残念ながらそのことが不利益になってしまう場合もあります。

例えば、上記のAさんは逮捕されてしまったことで仕事を欠勤しています。
冤罪だという主張を続けていると、さらに身柄拘束期間が長くなってしまう場合があります。
そうすると、欠勤が長引いてしまい、事件のことが職場に発覚してしまうこともあります。
最悪の場合、そのまま解雇されてしまう場合もあるのです。
また、警察や検察の厳しい取調べが続くこともあります。
冤罪を主張することが、かえって「反省していない」と受け取られ、起訴される可能性も否定できません。

~無罪を勝ち取るだけが全てか?~

以下の話は、選択肢の一つであるということに留意してください。
冤罪は絶対許せませんし、無実であるならば、裁判でそれを証明するべきという考え方を否定するつもりは毛頭ありません。
あくまで前述の不利益に頭を悩ませている方々への提案の一つにすぎません。

その提案とは、被害者と示談を成立させることです。
早期に示談を成立させれば、身柄解放も早まり、不起訴処分を獲得できる可能性も上がります。
早期に解放されれば、職場に事件のことが発覚するリスクも下がります。
ただ、示談をするということは痴漢事件を認めることにもなりかねませんので、弁護士としっかり相談する必要があります。
冤罪事件として最後まで戦うのか、それとも様々な不利益を回避するためにも早期に示談をまとめるのか、重要な選択です。

あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所です。
痴漢冤罪に巻き込まれた方は、すぐに弊所までご相談ください。
(岐阜県警岐阜中警察署 初回接見費用:3万8900円)

Copyright(c) 2018 弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 All Rights Reserved.