【報道解説】市職員が痴漢事件で逮捕

2023-03-11

【報道解説】市職員が痴漢事件で逮捕

北九州市小倉北区痴漢事件弁護活動の内容について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

【報道解説】

福岡県北九州市職員の男性(31歳)が、令和4年10月27日深夜に、北九州市小倉北区の路上で、被害者女性(21歳)の尻を触った疑いで、令和5年1月23日に福岡県小倉北警察署逮捕された。
痴漢加害者は犯行に及んだ直後、走って逃走したが、その後の付近の防犯カメラなどの捜査で男性の逮捕に至った。
男性は、警察取調に対して「痴漢行為はしていません」と容疑を否認している。
(令和5年1月23日に配信された「TNCテレビ西日本」より抜粋)

【痴漢事件の弁護活動、否認事件の場合】

痴漢事件の容疑がかけられて逮捕された場合には、逮捕されてから2、3日の間に、さらに身柄拘束(勾留)が続くのか、釈放されるかの判断がなされます。
勾留決定が出れば、原則として10日間の身柄拘束が続きます。
さらに事件捜査の必要性がある場合には、身柄拘束が10日間の延長をされて、合計20日間の勾留となるケースもあります。

痴漢事件をやっていないと主張する否認事件では、逮捕当初の警察取調べの段階から、否認主張や事件当時の状況などを、どのように警察に説明していくかが、特に重要となります。
取調べを行う警察官は、「容疑者が痴漢事件を起こしたこと」を認めさせるために、厳しい尋問が行われることが予想されますので、刑事事件に強い弁護士と綿密に打合せをして、警察取調べにおける否認主張の検討をすることが必要となります。

否認事件では、身柄拘束の必要性があると判断されて、身柄拘束が長引くケースが多いです。
事件捜査の初期段階で、逮捕中の容疑者との弁護士接見弁護士面会)を依頼することで、弁護士とともに今後の弁護方針を検討して、一日も早い釈放を目指すことが重要です。

【痴漢事件の弁護活動、認め事件の場合】

痴漢事件をやったことを認める主張をする認め事件では、警察取調べでの供述内容を弁護士と打合せ検討するとともに、被害者に対する示談交渉を、弁護士を仲介して進めていくことが、刑事処罰の軽減のために重要となります。

示談交渉においては、被害者やその家族等に対して、謝罪と慰謝料支払いの意思を伝えることで、被害者側の許しの意思を含むような示談を成立させることが重要です。
痴漢事件示談交渉では、被害者側が加害者への恐怖心を持っており、加害者側の直接の被害者側への接触は、捜査機関により禁止されるケースが多いです。
刑事事件に強い弁護士を依頼して、弁護士が被害者との間を仲介することで、示談の話を進めることが、示談成立による不起訴処分の獲得や、刑事処罰の軽減のために必要となります。

まずは、痴漢事件が発生してから、できるだけ早期の段階で、刑事事件に強い弁護士に法律相談することが重要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、逮捕当日に、逮捕されている留置場に弁護士を派遣する、弁護士初回接見サービスのご依頼も承っております。

福岡県北九州市痴漢事件でお困りの方は、刑事事件を専門に扱っている、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の評判のいい弁護士にご相談ください。

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