兵庫県加古川市のの痴漢事件で誤認逮捕 無罪を主張の弁護士

2017-04-20

兵庫県加古川市のの痴漢事件で誤認逮捕 無罪を主張の弁護士

Aさんは、酔った状態で兵庫県加古川市内の駅のエスカレーターに乗っていました。
すると、Aさんの前に乗っていたVさんから、「触りましたよね。」と言われ、改札口まで連れていかれ、駆け付けた兵庫県加古川警察署の警察官に、痴漢の容疑で逮捕されてしまいました。
どうやら、AさんがVさんの臀部を、衣服の上から触るという痴漢行為をはたらいたとされているようでした。
(平成28年11月2日大阪高等裁判所の判決をもとに作成しています。)

~痴漢事件で誤認逮捕~

上記の事例では、Aさんは痴漢行為を行ったとされ、無実の罪で逮捕されてしまいました。
ここで、上記の事例の元となった事件を詳しく見てみましょう。

この事件では、被告人は、警察の取調べ段階では、痴漢行為を認めていた、と検察側は主張していました。
しかし、事件当時エスカレーターは、ライブ帰りの客で混み合っており、被害者の下半身を触ろうとすると、体を傾けたり、膝を折った姿勢になるはずが、防犯カメラや目撃情報から、被告人はそのような不自然な姿勢はしていなかったことが判明しました。
また、被告人は当時、肩にカバンをさげており、それが被害者にあたり、被害者が触られていると勘違いしてしまった可能性がありました。

これらの事情から、この事件では、被告人が痴漢行為をしたという証拠がなく、荷物が当たってしまった可能性が残るということで、被告人には無罪判決が言い渡されました。

このように、酔っていて当時を詳しく思い出せない、という状況で、痴漢事件の疑いをかけられ、逮捕をされてしまったとしたら、本人もそのご家族も、混乱し、困惑することでしょう。
しかし、覚えていないのだから認めてしまおう、と取調べで自白してしまえば、その自白が証拠とされてしまいかねません。
まずは専門家である弁護士に相談し、身の潔白を訴えられないのか、どのようにすればいいのか、聞いてみましょう。

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