大阪府で痴漢事件 当番弁護士では解決しない
大阪府で痴漢事件 当番弁護士では解決しない
今回は,当番弁護士制度についてご紹介したいと思います。
当番弁護士とは,各都道府県の弁護士会が運営する制度です。
これは,各地の弁護士が毎日担当の当番を決め,被疑者等からの依頼により,各地の留置施設に弁護士が出向き,無料で面会の上で相談に乗るといったものです。
しかし,弁護士が無料で出向くことは一回限りですので,その後の弁護活動を依頼する場合には,私選弁護人として改めて選任することになります。
当番弁護士のメリットは,やはりその手軽さや費用の面にあるといえます。
外部との連絡が自由にできない状況下でも,警察官や検察官などに頼むだけで無料で接見してくれます。
例えば,こんな時に利用できます。
Aは,大阪府西成区内を走行する電車内で痴漢行為をしたとして,現行犯逮捕されました。
被疑事実は大阪府迷惑防止条例違反でした。
Aは,警察署で取調べを受けるにあたって,弁護士についてほしいと考えました。
(フィクションです)
取調べを受けるにあたって,「どう答えようか」「無実だと主張したいんだけど…」などなど悩みに悩んでしまう方は,よくいらっしゃいます。
そんな時,当番弁護士に来てもらって,アドバイスをもらえば,それまでの悩みもいくらかは解消することでしょう。
ただ,当番弁護士の仕事は,あくまで一回限りの接見です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
しかし,一方で痴漢事件の捜査は,依然として継続していきます。
無論,当番弁護士がその間も弁護活動をしてくれるわけではありません。
そう考えると,当番弁護士は確かにメリットもありますが,事件解決という面では,大いに不十分な点があると言えます。
痴漢事件においては,冤罪事件ということも往々にしてあります。
長い目で見れば,家族や知人の協力の下,誠実に弁護活動をしてくれる信頼できる私選弁護人を探した方がいいでしょう。
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は,痴漢事件の私選弁護人を担当した経験も豊富です。
痴漢事件を起こしてしまい弁護士事務所をお探しの方は,「誠実に弁護活動を行う」あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(大阪府警西成警察署の初回接見費用:3万5400円)