東京都武蔵野市 高校生が痴漢で逮捕 学校・警察相互連絡制度とは 

2018-07-28

東京都武蔵野市 高校生が痴漢で逮捕 学校・警察相互連絡制度とは 

東京都武蔵野市在住で野球部員の高校生A君は,通学途中,電車内で女性の身体を触りました。
被害女性が駅員に通報したことから痴漢が発覚し,A君は,駅員から通報を受けた警視庁武蔵野警察署逮捕されました。
A君の家族は,事件が学校に通報され,退学処分を受けるのではないかと心配になり,刑事事件に強い弁護士に相談しました。
(フィクションです)

~ 学校・警察相互連絡制度 ~

警察から学校に事件の情報が伝わるルートとしては,「警察学校相互連絡制度」に基づく警察から学校への情報提供があります。
この制度は,児童生徒の非行や問題行動に対して,早期に発見,対応して,犯罪被害防止するために,都道府県の警察本部と教育委員会が協定を結び,警察と学校が相互に連絡を取り合うという制度です。

東京都教育委員会,平成16年に,警視庁とこの協定を結んでいます。
また,区市町村の教育員会も同じ内容の協定を結ぶようになり,武蔵野市では平成25年2月に,警視庁と「児童・生徒の健全育成に関する警察と学校との相互連絡制度」を結んでいます。

警察が学校に連絡する事件①逮捕事件,②ぐ犯事件,③非行少年等及び児童・生徒の被害に係る事案で警察署長が学校への連絡の必要性を認めた事件とされています。
もっとも,警察は,①から③に該当する事件であっても,全ての事件を学校に連絡しているわけではありません。

よって,警察から学校への連絡,それに伴う退学等の処分を回避するには,警察が学校へ連絡する前に警察へ学校へ連絡しないよう働きかける必要があります。
もっとも,事案によっては,弁護士の求めに応じずに,警察から学校へ連絡することがあります。
そのような場合は,学校関係者などに働きかけて,退学等の不当な処分を下さないよう求めていく必要があります。

痴漢事件でお困りのことがございましたら,お気軽に弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご連絡ください。
無料法律相談初回接見サービスのご予約を0120-631-881で24時間受け付けております。
警視庁武蔵野警察署までの初回接見費用:36,500円) 

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